ソフトウェアテストのSHIFT、第3四半期決算は売上高58%増の328億円、営業利益60%増の26億円と大幅増収増益…エンタープライズ、ゲームともに好調

SHIFT<3697>は、この日(7月8日)、2021年8月期の第3四半期累計(2020年9月~2021年5月)の連結決算を発表し、売上高328億8800万円(前年同期比58.7%増)、営業利益26億4200万円(同60.8%増)、経常利益32億0700万円(同81.1%増)、最終利益19億0100万円(同83.4%増)と大幅増収・増益を達成した。


・売上高:328億8800万円(同58.7%増)
・営業利益:26億4200万円(同60.8%増)
・経常利益:32億0700万円(同81.1%増)
・最終利益:19億0100万円(同83.4%増)


同社では、営業強化による新規顧客数の増加に加えて、上流サービスやクロスセルの加速、エンジニア単価の上昇による顧客単価が増収増益につながった、としている。


①エンタープライズ市場
エンタープライズ市場では、金融業、流通業、製造業、通信業、ウェブサービス業など社会基盤を支える企業における業務システムや情報システムにおいて、ソフトウェアの品質保証に関するサービス全般を提供している。

第3四半期累計では、前の期より特にIT投資規模が大きい通信・保険業界などの各分野を注力業界として定め取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、こうした新規顧客からの売上高が徐々に増加してきた。この結果、第3四半期累計のエンタープライズ市場の売上高は306億4300万円(同63.8%増)、営業利益は47億0900万円(同45.5%増)となった。


②エンターテインメント市場
エンターテインメント市場では、モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、コンシューマゲーム等を消費者に提供するユーザーに向け、品質管理工程やデバック業務のアウトソーシング、カスタマーサポート業務のアウトソーシングにより、ユーザービジネスの付加価値を向上させるサービスを提供している。

第3四半期累計では、競合との差別化を図ることによる業界内認知度の向上や、既存顧客からの売上高が増加したことにより、収益基盤の拡大を進めた。この結果、第3四半期累計のエンターテインメント市場の売上高は22億4400万円(同11.8%増)、営業利益は4億7600万円(同42.7%増)となった。


 
■2021年8月通期の見通し

2021年8月通期は、売上高450億円(前期比56.7%増)、営業利益34億円(同44.5%増)、経常利益34億円(同34.1%増)、最終利益21億円(同27.4%増)を見込む。


・売上高:450億円(同56.7%増)
・営業利益:34億円(同44.5%増)
・経常利益:34億円(同34.1%増)
・最終利益:21億円(同27.4%増)


また、第3四半期段階での通期計画に対する進捗率は以下のとおり。

・売上高:73.1%
・営業利益:77.7%
・経常利益:94.3%
・最終利益:90.5%
株式会社SHIFT
https://www.shiftinc.jp/

会社情報

会社名
株式会社SHIFT
設立
2015年9月
代表者
代表取締役社長 丹下 大
決算期
8月
上場区分
東証プライム
証券コード
3697
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