enish<3667>は、この日(7月30日)、6月中間期の連結決算を発表し、売上高22億6800万円(前年同期比15.3%増)、営業利益1億7900万円(前年同期は5億5900万円の損失計上)、経常利益1億6100万円(同5億7900万円の損失計上)、最終利益1億5000万円(同9億0700万円の損失計上)と黒字転換に成功した。3四半期連続の黒字となった。主力タイトル『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』の運営成績が好調だったほか、コスト削減なども奏功した。
・売上高:22億6800万円(同15.3%増)
・営業利益:1億7900万円(同5億5900万円の損失計上)
・経常利益:1億6100万円(同5億7900万円の損失計上)
・最終利益:1億5000万円(同9億0700万円の損失計上)
『五等分の花嫁』初のゲームアプリ「五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」が好調に推移し、業績に大きく貢献した。出演人気声優を起用した公式放送を行い、番組とゲームで連動した企画の実施や、書き下ろしイラストの充実など好評であったことから、引き続き、魅力的な施策の実施を行い収益寄与につなげていく。
リリース後11年目を迎えた「ぼくのレストラン2」「ガルショ☆」は、11周年施策やコラボレーション施策等が好調に推移し、引き続き同社の売上収益に貢献している。よりきめ細やかな対応を図り、ユーザーの満足度向上に努めていく。
足元の状況としては、コミック累計800万部を突破し、アニメ2期制作も決定した『彼女、お借りします』初となるゲームアプリ「彼女、お借りします ヒロインオールスターズ」の制作を決定した。本ゲームは『彼女、お借りします』のキャラクターのみならず、人気ラブコメのヒロイン達が多数登場するラブコメパズルであり、2021年9月の配信予定に向け、現在鋭意制作中。
既存タイトルの安定運営を目的にオフショアを強化し、新規IPタイトル開発に国内人材を投入していく。有力案件を確保し、年1~2本ペースでの新規タイトルリリースを行うことで利益を積み上げ、企業価値向上を図っていく。
■2021年12月通期の見通し
2021年12月通期の見通しは非開示。現時点で合理的な業績予想の算出ができないため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667