コロプラ、第3四半期(10～6月)決算は売上高16％減、営業益43％減に　任天堂との訴訟和解に伴う特別損失33億円を計上

コロプラ<3668>は、8月4日、2021年9月期の第3四半期累計（10～6月）の連結決算を発表、2ケタ超の減収減益となった。

最終利益の減益幅が大きいのは、任天堂<7974>との訴訟和解に伴う訴訟関連引当金繰入額として特別損失33億円を計上しているためとなる。

売上高274億2000万円（前年同期比16.0％減）
営業利益52億5500万円（同43.4％減）
経常利益68億3400万円（同25.7％減）
最終利益25億5300万円（同61.4％減）

セグメント別の状況は以下のとおり。

①エンターテインメント事業…売上高273億2300万円、営業利益53億3300万円
第3四半期連結累計期間において、売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、他社IPタイトルの『ドラゴンクエストウォーク』（企画・制作：スクウェア・エニックス、開発：コロプラ）」は堅調に推移し、同社の連結業績に貢献した。

自社IPタイトルは、主力タイトルである『白猫プロジェクト』が、TVアニメ「BLEACH」とのコラボイベントや配信開始2500（にゃんこおお）日記念イベントを開催するなど、ユーザとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行った。また、国内向けに新作『ユージェネ』のβ版運用を開始した。

②投資育成事業…売上高9600万円、営業損益8000万円の赤字
主にIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行っている。

なお、2021年9月期通期の予想については、グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、非開示としている。