グリー、子会社REALITYを中心として「メタバース事業」に参入 今後2~3年で数100億円規模の投資をグローバルで展開

グリー<3632>は、8月6日、子会社のREALITYを中心として「メタバース事業」に参入することを発表した。今後2~3年で100億円規模の事業投資を行い、グローバルで数億ユーザーを目指す。


メタバースとは、同時に多くの人が参加してアバターを通じた交流や仕事、遊びなど実社会に近いレベルの自由な活動ができるデジタル世界のことで、現実と仮想の隔たりを超えて社会活動ができる、次のインターネット空間などとされている。

グリーでは、REALITYを通じてこれまでスマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリのサービスを展開し、全世界63の国と地域において数百万人にアバターを通じた自己表現とコミュニケーション体験を提供してきた。コロナ禍において世界中で生活のデジタルシフトが進んだことや、5GネットワークやVRデバイスの普及、ブロックチェーンをベースにした経済圏の拡大が加速している状況を鑑み、REALITYが展開してきたライブエンターテインメント事業をメタバース事業と再定義し、さらに積極投資を行う。


メタバース事業の加速に向け、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」は今後、グローバルで数億人のユーザー獲得を目指す。まずその第一歩として8月6日に、8種類のバーチャル空間の中で自由に歩き回り、アバター同士でコミュニケーションをとることができる「ワールド」機能をアプリ内において期間限定で公開する。
今後もメタバースを構成する機能の開発を進め、グローバル規模でサービスを拡大していく。


REALITYが作るメタバースでは、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」が提供してきた体験に加え、仮想空間を自身の手で創造・拡張し、オリジナルアイテムの作成や販売を通じて現実世界の収入を得られるクリエイターエコノミーの実現を目指すとしている。

グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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会社情報

会社名
REALITY
代表者
代表取締役社長 荒木 英士
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