ぴあ、第1四半期決算は営業損失11億円と赤字幅縮小 コスト削減やオンライン対応で収益改善 緊急事態宣言で回復も足踏み

ぴあ<4337>の第1四半期(21年4~6月)の連結決算は、売上高47億円、営業損失11億円(前年同期は27億円の損失)、経常損失11億円(同26億円の損失)、最終損失11億円(同27億円の損失)だった。

「収益認識に関する会計基準」により、チケットなどの販売手数料のみを売上計上する方式に変更したことで、売上高は大きく減った。従来の基準では407%増の233億円だったという。

役員報酬の減額や社員賞与カットなどコスト削減に加えて、オンラインライブなどストリーミング配信事業の強化で、赤字幅が縮小したという。

ただ、緊急事態宣言の再発出でライブやスポーツイベントの開催制限が再び強化されたことで、黒字転換には至らなかった、としている。