コトブキヤ、21年6月期の決算は営業益332%増の9.8億円と大幅増…「創彩少女庭園」「メガミデバイス」「FAガール」など自社IP製品が好調

壽屋(コトブキヤ)<7809>は、この日(8月13日)、2021年6月期の連結決算を発表し、売上高95億4300万円(前の期比29.4%増)、営業利益9億8700万円(同332.2%増)、経常利益9億8900万円(同327.4%増)、最終利益6億7900万円(同801.9%増)と大幅増益を達成した。「創彩少女庭園」を中心に「メガミデバイス」「フレームアームズ・ガール」など自社IP製品が好調だったため、としている。自社IP製品は、国内だけでなく、中国を中心にアジア圏でも伸びたという。

 

・売上高:95億4300万円(同29.4%増)
・営業利益:9億8700万円(同332.2%増)
・経常利益:9億8900万円(同327.4%増)
・最終利益:6億7900万円(同801.9%増)

 

 

卸売販売については、国内市場では、新規自社IP製品「創彩少女庭園」より「結城まどか」を発売、自社IP製品「メガミデバイス」より「BULLET KNIGHTS エクソシスト」を発売、自社IP製品「フレームアームズ・ガール」シリーズより「フレームアームズ・ガール マガツキ」を発売し、プラモデルの売上に貢献した。プラモデル関連製品である「モデリング・サポート・グッズ」等も堅調な推移をみせ、業績を牽引した。他社IPでは大人気アニメ「鬼滅の刃」より「我妻善逸」、「嘴平伊之助」を発売し、フィギュアの売上に貢献した。

海外市場の北米地域では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然続くものの、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は堅調な推移をみせた。

アジア地域では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は限定的にとどまり、プロモーション活動を行うと共に、販売チャネル拡大を推進した結果、フィギュア製品の売上が好調な結果となった。また、国内と同様に「フレームアームズ・ガール」シリーズを中心に「メガミデバイス」などの自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。

直営店舗による小売販売については、「にじさんじ」関連商品が好調に推移するものの、新型コロナウイルス感染症に起因するインバウンド需要減少を主な要因とした来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだ。店舗運営では、引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートの設置など行い、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。ECサイトによる通信販売では、巣ごもり需要と他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことにより、売上は好調に推移した。

 

  

■2022年6月期の見通し

続く2022年6月期は、売上高115億円(前期比20.5%増)、営業利益12億円(同21.5%増)、経常利益11億7000万円(同18.3%増)、最終利益8億1200万円(同19.4%増)と引き続き増収増益を見込む。

・売上高:115億円(同20.5%増)
・営業利益:12億円(同21.5%増)
・経常利益:11億7000万円(同18.3%増)
・最終利益:8億1200万円(同19.4%増)

 

株式会社壽屋(コトブキヤ)
https://company.kotobukiya.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社壽屋(コトブキヤ)
設立
1953年1月
代表者
代表取締役社長 清水 一行
決算期
6月
直近業績
売上高142億9200万円、営業利益23億3700万円、経常利益23億3200万円、最終利益16億2100万円(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
7809
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