【決算レポート】モブキャストHD、第2四半期は営業損失5300万円と赤字縮小 ゲーム黒字化、『信⻑の野望・天道』やKAKAOとのIP創出など進行中

 

モブキャストホールディングス<3664>の第2四半期(21年4月~6月)の連結決算は、売上高11億6100万円(前年同期比33.9%減)、営業損失5300万円(前年同期は7500万円の損失)、経常損失6500万円(同1億2300万円の損失)、最終損失6800万円(同8億2200万円の利益)と減収・赤字幅縮小となった。

・売上高:11億6100万円(同33.9%減)
・営業損失:5300万円(同7500万円の損失)
・経常損失:6500万円(同1億2300万円の損失)
・最終損失:6800万円(同8億2200万円の利益)

トムスの連結からの離脱の影響で減収となったものの、主要子会社が営業黒字に転換したほか、持株会社のコストダウンが進み、収益が改善した、としている。

 

■ゲーム事業(MOBCAST GAMES)

売上高4億8200万円(同26.5%減)、営業利益3700万円(同900万円の損失)、経常利益3600万円(同3800万円の損失)、最終利益3400万円(同5800万円の損失)だった。

・売上高:4億8200万円(同26.5%減)
・営業利益:3700万円(同900万円の損失)
・経常利益:3600万円(同3800万円の損失)
・最終利益:3400万円(同5800万円の損失)

『転生したらスライムだった件 〜魔国連邦 創世記(ロードオブテンペスト)〜』が堅調だったほか、『sin七つの大罪X-TASY』も初月好調な売上だった、としている。ただ、『幽☆遊☆白書』は想定に届かず、8月以降に挽回を図る。

 

■ゆとりの空間

売上高6億6800万円(同24.1%増)、営業利益100万円(同95.6%減)、経常利益200万円(同90.4%減)、最終利益200万円(同200万円の損失)と増収・最終黒字となった。

・売上高:6億6800万円(同24.1%増)
・営業利益:100万円(同95.6%減)
・経常利益:200万円(同90.4%減)
・最終利益:200万円(同200万円の損失)

緊急事態宣言の影響で百貨店の休業・時短営業の影響を受けたものの、企業タイアップによるロイヤリティ案件の売上やMD改革が奏功した、としている。

 

■2021年12月通期の見通し

2021年12月通期は、売上高55億円(前期比17.3%減)、営業利益2000万円(前期は6億1800万円の損失)と黒字転換を見込む。

・売上高:55億円(同17.3%減)
・営業利益:2000万円(同6億1800万円の損失)

 

なお、ゲーム事業では、来期以降に向けた取り組みを行っている。2022年度以降に『信⻑の野望・天道』など複数タイトルを配信するほか、海外でも同様に複数タイトルを配信する予定。

また、KAKAO JAPANと共同でIPを創出し、ウェブトゥーン(縦読みマンガ)の形で開発を進めており、第4四半期中に開始するという。このほか、アニメ、マンガ、ゲーム等のコアファンに向けた新規サービスも開発を進めているそうだ。

株式会社モブキャストホールディングス
https://mobcast.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社モブキャストホールディングス
設立
2004年3月
代表者
代表取締役CEO 藪 考樹
決算期
12月
直近業績
売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3664
企業データを見る
NINJIN株式会社(旧X-VERSE)

会社情報

会社名
NINJIN株式会社(旧X-VERSE)
設立
2018年2月
代表者
吉田 安寛
決算期
12月
直近業績
馬に関するIPを用いたゲーム及びデジタルコンテンツ等のプロデュース事業
上場区分
未上場
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