HEROZ、第1四半期の決算は営業利益"89%減"の900万円…機械学習アルゴリズムの研究開発や機械学習用サーバなど先行投資で

HEROZ<4382>は、第1四半期(21年5~7月)の決算を発表し、売上高3億5400万円(前年同期比3.5%減)、営業利益900万円(同89.1%減)、経常利益600万円(同91.3%減)、最終利益300万円(同93.4%減)だった。「収益認識に関する会計基準」を適用したため、前年同期との比較は参考値となる。

・売上高:3億5400万円(同3.5%減)
・営業利益:900万円(同89.1%減)
・経常利益:600万円(同91.3%減)
・最終利益:300万円(同93.4%減)

売上はエンターテインメント領域におけるゲーム終了等の影響により、前年同期と比較して減少となった。

AI(BtoC)サービスにおいては、全国的な外出自粛影響による巣ごもり需要の継続やオンライン将棋大会開催・機能追加等の影響もあり、AIによるサポート機能等を搭載したスマートフォンアプリ「将棋ウォーズ」が引き続き安定した収益を上げた。

AI(BtoB)サービスにおいては、同社のディープラーニング等の機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」に関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に「HEROZ Kishin」を拡販してた。第1四半期累計の

また、高度な機械学習アルゴリズム開発のための技術研究強化に加えて、機械学習用サーバ等設備の購入に伴う減価償却費・通信費の増加、広告宣伝強化による広告宣伝費の増加、中長期的な成長戦略を実現するための先行投資等によって、売上原価・販売費及び一般管理費が増加した。

続く2022年4月通期の業績については、売上高17億円(前期比6.6%増)、営業利益1億円(同10.9%増)、経常利益9000万円(同10.4%増)、最終利益6300万円(同8.9%増)を見込む。

・売上高:17億円(同6.6%増)
・営業利益:1億円(同10.9%増)
・経常利益:9000万円(同10.4%増)
・最終利益:6300万円(同8.9%増)

計画に対する進捗率は、売上高20.8%、営業利益9.0%、経常利益6.7%、最終利益4.8%となっている。

・売上高:20.8%
・営業利益:9.0%
・経常利益:6.7%
・最終利益:4.8%

HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高29億8000万円、営業利益2億5700万円、経常利益2億1600万円、最終損益5億7400万円の赤字(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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