【決算カレンダー】ゲーム関連企業の6～8月決算は本日から3日間がピークに　8月に下方修正発表のワンダープラネットの今期展望に関心

ゲーム・ネット関連企業の2021年6～8月決算が、本日（10月13日）から10月15日の3日間で発表の集中期を迎える。

主なゲーム関連企業の発表予定を見てみると、ケイブ<3760>とワンダープラネット<4199>、トーセ<4728>が13日、ブロッコリー<2706>とサイバーステップ<3810>、テンダ<4198>が15日とこの2日にそれぞれ集中している。

ワンダープラネットは、8月に2021年8月期通期の業績予想の下方修正を発表し、やや市場から失望を買う形となっていた。『クラッシュフィーバー』や『ジャンプチ ヒーローズ』など、上場前の同社の成長をけん引していたタイトルが足元で想定を下回る推移となったことがその要因で、これらの立て直しとともに次の一手がどう示されてくるのかに関心が募る。まずは2022年8月期の展望をどう描いているのか、じっくりと見極めたい。

サイバーステップは、矢継ぎ早に新作の情報を開示するなど楽しみな状況である一方、業績のけん引役である『トレバ』が筐体の増台や海外拠点の設置に伴う設備投資により、費用が膨らむなど収益性を低下させていることが懸念材料となっている。足元は四半期ベースで赤字計上が続いているが、これが改善に向かっているのかどうか注視したいところ。