テイツー<7610>は、この日(10月15日)、2022年2月期の8月中間期の連結決算を発表し、売上高125億8300万円(前期比1.2%増)、営業利益6億2300万円(同21.0%減)、経常利益6億4900万円(同20.4%減)、最終利益4億5800万円(同31.1%減)と増収・減益となった。
・売上高:125億8300万円(同1.2%増)
・営業利益:6億2300万円(同21.0%減)
・経常利益:6億4900万円(同20.4%減)
・最終利益:4億5800万円(同31.1%減)
売上高は、昨年の巣篭り需要の影響による反動減により、古本及び新品・中古ゲームの売上は減少した。一方で、新品・中古トレカについては、前年同期に、感染症対策として全店デュエルスペースを閉鎖したことによる来店客数減少の機会損失があったが、第2四半期においては十分な感染症対策実施を前提として同スペースの開放を継続していることから、前年同期を上回る結果となった。加えて、子会社の山徳も好調を維持している。
営業利益については、新規出店による経費増の影響により減少した。
なお、子会社の着物インターナショナルは、2月に解散を決議した後、山徳に事業移管を行い、6月に清算結了した。
セグメント別の状況は以下のとおり。
①リユース店舗領域(テイツー)
新規出店については、テイツーグループ成長戦略に沿って、第2四半期において「ふるいち」店舗を3店舗オープンした。「ふるいち」は、初期投資を抑制しつつ高回転・高粗利の商材構成とすることで、短期間での投資回収及び店舗の早期収益化を実現することを目的とした、豊富なエンターテインメント商材を取り扱う「古本市場」店舗の新たな小型パッケージとして開発した新業態。6月ふるいちイオンモール浜松市野店、7月ふるいちイオンモール倉敷店、8月ふるいちイオンモールナゴヤドーム前店を出店した。今後も新規出店を通じて戦略的な多店舗展開の検討や小型店舗のバリエーション開発を進めていく。
②リユースEC領域(山徳)
山徳社は独自のECサイト展開で着実なビジネスモデルを構築しており、その強みを同社テイツーに展開するため、独自のグループECサイトの構築に着手した。このような事業連携の強化を通じて、相互シナジーを発揮し、テイツーグループとして、より一層の企業価値向上を目指している。
③リユースBtoB領域(テイツー)
前期に独自のトレカ査定システム(TAYS)を開発し、同社全店舗に展開した。従って、実用性は確認できているが、更なる精度向上を継続している段階。今後については、コロナ禍での外部環境の動向を伺いつつ、外部販売事業として確立していく。
■2022年2月通期の見通し
続く2022年2月通期の業績は、売上高255億円(同2.2%増)、営業利益9億5000万円(同2.2%増)、経常利益9億5000万円(同1.7%増)、最終利益6億5000万円(同7.6%減)を見込む。
・売上高:255億円(同2.2%増)
・営業利益:9億5000万円(同2.2%増)
・経常利益:9億5000万円(同1.7%増)
・最終利益:6億5000万円(同7.6%減)
計画に対する進捗率は、売上高49.3%、営業利益65.6%、経常利益68.3%、最終利益70.5%となっている。
・売上高:49.3%
・営業利益:65.6%
・経常利益:68.3%
・最終利益:70.5%
会社情報
- 会社名
- 株式会社テイツー
- 設立
- 1990年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 藤原 克治
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7610