インプレスHD、第3四半期は経常益898%増-書籍販売と広告収入の拡大、不採算事業からの撤退で

 インプレスホールディングス<9479>が2月4日に発表した第3四半期累計(4-12月期)の連結業績は、売上高127億円(前年同期比3.7%減)、経常利益9億6500万円(同898.6%増)、四半期純損益5億8100万円の赤字(同2億6100万円の黒字)だった。  医療セグメントの事業譲渡の影響で、売上高はマイナスとなったものの、書籍販売とデジタル広告収入などが好調に推移した、としている。利益面では、不採算事業の縮小・撤退、主要事業の増収とコスト圧縮による収益性の改善が奏功した。  純損益が赤字になっているが、これは、資産除去債務に関する会計基準の適用と事業構造改革の実施による151百万円の特別損失に加え、事業譲渡に伴う税負担の発生等により、法人税等を1,571百万円を計上したため。  3月通期は、売上高149億4000万円(前期比13.2%減)、経常利益4億7000万円(同379.9%増)、当期純損益9億2000万円の赤字(前期9億3500万円の赤字)を見込む。従来予想からは変更なし。