10月27日〜10月29日の期間、幕張メッセにて第12回JAPAN IT Week、NexTech Week 2021を開催中だ
その中でも本稿では「ブロックチェーン EXPO 秋」に出展したモバイルファクトリー<3912>についてお伝えする。
■2022年にNFTマーケットプレイスのSaaS事業を展開するモバイルファクトリー
NFTマーケットプレイス「ユニマ」を展開しているモバイルファクトリーは、ブロックチェーンEXPOに出展中だ。同社は「ユニマ」の展開以外にも、一部先行展開しているNFTマーケットプレイスのSaaS事業について、本格展開を2022年に控えているという。実際にブース内での商談席では海外のビジネスマンが話こんでいる姿が見られた。
またすでにBtoB案件として、プロ卓球チームを運営する琉球アスティーダスポーツクラブ主催のイベントでコラボを行っている。これは試合を予測し正解した人にNFTを商品として付与するというものだ。またクラウドファンディングのCAMPFIREとの連携でクラウドファンディングNFTなどにも取り組んでいる。
NFTマーケットプレイスでは、どうしてもコンテンツだけに目が行きがちだ。ユニマSaaSでは、秘密鍵の管理機能や暗号資産の管理といったバックオフィスの負荷軽減機能も挙げており、運営目線でいかにブロックチェーン特有の煩雑な作業に手間を掛けないかが見て取れる。
実際に秘密鍵の企業での運用は非常に難解なところで、暗号資産と同様秘密鍵を失ったら永遠に取り戻せない状況になる。実際、2019年にカナダ最大の仮想通貨取引場QuadrigaCXのCEOが急死し、150億円相当の仮想通貨が入ったウォレットに永久にアクセスできなくなるという事件が発生したりもしている。
担当者の異動や退職、不慮の事故などにより、秘密鍵が失われた際の損失は非常に大きいわけだ。また税務上の手続きの煩雑さなども軽減するとしており、事業者にとっては朗報とも言っていいだろう。
またその他、NFTの販売や自社で展開する「駅メモ! Our Rails」のステーションNFTも順次販売していくとのこと。
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※ブロックチェーンEXPOを含む第12回JAPAN IT Week、NexTech Week 2021は業界関係者の商談展で、一般の人(18歳未満や学生など)は入場できないので注意しよう。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912