平和、9月中間決算は営業益47億円と前年同期46億円の赤字から黒字転換 ゴルフ事業が急回復、遊技機も赤字縮小

平和<6412>は、2022年3月期の9月中間期の連結決算を発表し、売上高587億5400万円(前年同期比55.5%増)、営業利益47億3300万円(前年同期は46億8000万円の損失)、経常利益48億4400万円(同46億9400万円の損失)、最終利益25億4300万円(同61億7900万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。遊技機事業の赤字が縮小したことに加えて、ゴルフ事業が回復した。

・売上高:587億5400万円(同55.5%増)
・営業利益:47億3300万円(同46億8000万円の損失)
・経常利益:48億4400万円(同46億9400万円の損失)
・最終利益:25億4300万円(同61億7900万円の損失)

(遊技機事業)
売上高152億6000万円(同427.4%増)、営業損失14億9500万円(営業損失57億9500万円)となった。

パチンコ機は「ガールズ&パンツァー劇場版」、「NEW TOKIO」等を発売し、販売台数2万9000台(同2万4000台増)、パチスロ機は「パチスロガールズ&パンツァー劇場版」、「パチスロ麻雀物語4」を発売し、販売台数9000台(同5000台増)となった。

新型コロナウイルス感染症の影響により新機種の発売が1機種にとどまった前年同期と比較し、販売台数が増加したことにより、売上高については、前年同期を上回り、利益面は、前年同期より損失幅が縮小した。

(ゴルフ事業)
売上高434億9400万円(同24.7%増)、営業利益74億2900万円(同201.9%増)となった。

新型コロナウイルス感染症の影響に伴い来場者数は大きく落ち込んでいたが、当期は大幅に回復している。M&Aでは、7月に「オールドオーチャードゴルフクラブ」の株式譲渡契約を締結し、10月より運営を開始している。

売上高及び利益面については、西日本側における長梅雨や8月のお盆期間での台風等による降雨が発生したこと、また引き続きコンペ需要の減少等が影響し顧客単価が押し下げられたことなどが主な要因となり、売上高は想定より伸び悩んだものの、来場者数の増加及び新規ゴルフ場取得により前年同期を大きく上回った。

■2022年3月期の業績

2022年3月期の業績は、売上高1507億円(前期比39.8%増)、営業利益223億円(同319.8%増)、経常利益214億円(同269.0%増)、最終利益139億円(同1506.9%増)を見込む。

・売上高:1507億円(同39.8%増)
・営業利益:223億円(同319.8%増)
・経常利益:214億円(同269.0%増)
・最終利益:139億円(同1506.9%増)