【決算レポート】カヤック、ハイパーカジュアルゲームがけん引し第3四半期は過去最高業績を達成 クライアントワークやゲームコミュニティも大きく成長

カヤック<3904>の第3四半期累計(2021年1月~9月)の連結決算は、売上高89億8600万円(前年同期比43.9%増)、営業利益8億5500万円(同69.2%増)、経常利益9億1200万円(同77.9%増)、最終利益6億0200万円(同36.5%増)と大幅増収増益を達成するとともに、過去最高の業績となった。主力のゲーム事業でハイパーカジュアルゲームが好調を維持したほか、クライアントワーク(受託開発)やゲームコミュニティも大きく成長した。

・売上高:89億8600万円(同43.9%増)
・営業利益:8億5500万円(同69.2%増)
・経常利益:9億1200万円(同77.9%増)
・最終利益:6億0200万円(同36.5%増)

 

サービス別の状況は以下のとおり。

① クライアントワーク
売上高は、20億5400万円(同41.1%増)となった。クライアントのマーケティング及びブランディングに役立つ広告を提供している。スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にある。なお、第3四半期(7~9月)としては過去最高の売上を記録した。

 

② ゲーム
売上高は43億4000万円(同44.2%増)となった。主力サービスに成長したハイパーカジュアルゲーム関連の収益が伸びており、第3四半期では過去最高の売上高を記録した。ゲーム事業全体の5割に達している。また、カヤックアキバスタジオでの受託事業も全体の3割と拡大基調にある。

 『Gun Sprint』と『Balloon Crusher: Shoot’em all』をリリースしており、順調に成長して業績にも寄与したほか、『Ball Run 2048』と『Park Master』も引き続き大きなボリュームの収益を稼いだ。

ダウンロード数は同31.2%増の6090万件となり、ダウンロード数も過去最高を達成した。この3四半期ほどは4000万ダウンロード台で伸び悩んでいたかにみえたが、この四半期で一気に伸ばしてきた。

 

なお、Sensor Towerの調査を引用し、2021年上半期におけるダウンロード数については、日本国内で1位になったという。

 

③ ゲームコミュニティ
売上高は16億7500万円(同61.0%増)となった。ウェルプレイド・ライゼストのeスポーツ事業、スマートフォンゲームに特化したコミュニティの「Lobi」、トーナメントプラットフォームの「Tonamel」が売上高の大部分を占めている。ウェルプレイド・ライゼストでは大型のeスポーツ大会の運営の受託案件増収に寄与した。また、対戦形式の拡充等が追い風となり、第3四半期におけるTonamelの大会開催数は19.1%増の2,759件となった。

 

④ ちいき資本主義
売上高は、2億6400万円(同24.8%増)となった。移住プラットフォームサービスの「SMOUT」、コミュニティ通貨サービスの「まちのコイン」、地域プロモーションの受託、鎌倉市内で展開するまちづくり事業などのサービスが売上高の大部分を占めている。9月末時点で、SMOUTの累計登録ユーザー数は直前四半期末比12.4%増の3.14万人となり、順調に拡大している。

 

⑤ その他サービス
売上高は、6億3300万円(同23.4%増)となった。ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、上半期に業績が悪化した後、緩やかな回復基調にある。また、湘南地域への移住ニーズが追い風となり、子会社で展開する不動産仲介業が堅調に推移している。

 

■2021年12月通期
続く2021年12月通期の業績については、売上高120億円(前期比37.2%増)、営業利益10億円(同34.3%増)、経常利益11億円(同48.6%増)、最終利益7億円(同38.6%増)を見込む。通期予想については上方修正を行っている。

・売上高:120億円(同37.2%増)
・営業利益:10億円(同34.3%増)
・経常利益:11億円(同48.6%増)
・最終利益:7億円(同38.6%増)

 

計画に対する進捗率は、売上高74.9%、営業利益85.5%、経常利益82.9%、最終利益86.0%となっている。

・売上高:74.9%
・営業利益:85.5%
・経常利益:82.9%
・最終利益:86.0%

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高87億4900万円、営業利益7億4400万円、経常利益7億4000万円、最終利益5億500万円(2020年12月期)
上場区分
東証マザーズ
証券コード
3904
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