ユークス、第3四半期(2~10月)決算は売上高46.9%増、3.8億円の営業黒字に 『Tales of ARISE』への開発参加や『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の開発協力も
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ユークス<4334>は、12月8日、2022年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表、大幅な増収、黒字転換を達成した。
増収効果に加え、為替相場の変動による米ドル建て預金の円転および外貨建資産等の評価替えにより、為替差益2億4800万円を営業外収益に計上したことも経常利益と最終利益を押し上げた。
売上高24億5500万円(前年同期比46.9%増)
営業利益3億8100万円(前年同期1億6600万円の赤字)
経常利益6億3700万円(同3億100万円の赤字)
最終利益5億2400万円(同3億9000万円の赤字)・受託ソフト
新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から開発受託した、同団体をモデルとしたプロレスゲームの開発が引き続き順調に進行した。また、アクションゲーム『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』のSTEAM版が昨年のPS4・ニンテンドースイッチ版に続き2021年5月27日にディースリー・パブリッシャーから発売された。また、2021年9月9日には、同社がプログラム開発に参加した「テイルズ オブ」シリーズの最新作『Tales of ARISE』(PS5・Xbox Series X|S版)がバンダイナムコエンターテインメントから発売され、アニプレックスから発売のアクションゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の開発協力も行った。そのほか、複数タイトルの受託ソフトの開発が順調に進行した。
・パチンコ・パチスロ分野
同社の公式ブログから生まれ、漫画配信サイトで人気を博した女子校生プロレス漫画「ロリクラ☆ほーるど!」の画像開発が完了し、遊技機メーカー・ネットよりパチスロ化され、2021年9月6日にパチンコホールに導入された。そのほか、複数タイトルのパチンコ・パチスロ分野の画像開発プロジェクトを受託しており、開発が順調に進行している。・ 「AR performers」
2017年よりWEBでの放送がスタートしたARPラジオ番組「Amazing Radio Performers on the WEB」をLINE LIVEで継続して配信しているのに加え、2021年10月27日には新曲「All of You」をリリースした。自社オリジナル技術であるAR Live System「ALiS ZERO」においては、Happy Elementsの人気スマートフォン・ゲーム『あんさんぶるスターズ!!』のバーチャルライブ「あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE - BRAND NEW STARS!!-」全12公演においてメインのCG制作業務を担当し、ライブ開催に寄与した。・パブリッシング事業分野
DCコミックスのキャラクターをテーマにしたオンライン・トレーディングカードゲーム「DC デュアルフォース」を制作中であり、2022年秋に全世界へ向けて配信・発売する予定。そのほか、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクトの開発が進んだ。■通期予想は前回上方修正時から変更なし
なお、2022年1月期通期の予想については、第2四半期決算発表時に上方修正した予想から変更なく、以下のとおり。売上高33億4100万円(前期比26.1%増)
営業利益3億5100万円(前期1億7400万円の赤字)
経常利益5億8000万円(同3億2900万円の赤字)
最終利益4億7700万円(同4億1500万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334