ワンダープラネット、第1四半期決算は営業損失1.3億円と赤字転落 「クラッシュフィーバー」と「このファン繁体字版」のユーザー減続く
ワンダープラネット<4199>は、この日(1月12日)、2022年8月期の第1四半期(21年9~11月)の決算を発表し、売上高6億6800万円(前年同期比27.0%減)、営業損失1億3000万円(前年同期は3400万円の利益)、経常損失1億3100万円(同3500万円の利益)、最終損失9200万円(同1億7800万円の利益)と減収・赤字転落となった。
・売上高:6億6800万円(同27.0%減)
・営業損失:1億3000万円(同3400万円の利益)
・経常損失:1億3100万円(同3500万円の利益)
・最終損失:9200万円(同1億7800万円の利益)
同社では、2月以降、従業員や関係者の安全や健康と、事業の継続性を確保するため、リモートワーク等の「新しい働き方」とそれに付随する各種施策を推進しており、「新しい働き方」移行後も、同社サービスの開発・運営に特段の影響なく、安定的に事業推進している。
エンターテインメントサービス事業では、オリジナルタイトル「クラッシュフィーバー」のユーザー満足度向上に努め、日本語版、繁体字版、英語版によるグローバル展開を推進するとともに、同タイトルの中長期的な運営に取組んでおり、全世界のダウンロード数は1300万を突破したが、ユーザー数は想定を下回り、想定通りの効果が得られない状況が継続している。
また、LINEとの協業タイトル「ジャンプチ ヒーローズ」も、日本版及び繁体字版を配信しており、全世界のダウンロード数は1700万を突破しており、堅調なユーザー数の推移となった。
9月にサムザップとの協業タイトルとして配信開始した「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ繁体字版」は、ダウンロード数が100万を突破しているものの、ユーザー数は減少傾向が続いている。
その一方、新規開発にも注力しており、中長期的な収益の拡大に向け、開発コードネーム「DELIGHT(ディライト)」こと『アリスフィクション』、サイバーエージェントとの共同のメディアミックスプロジェクト「テクノロイド」への新規開発投資を行った。同社では新作開発費は、費用計上している。
■2022年8月通期の見通し
続く2022年8月通期の業績は、売上高42億円~48億円(前期比17.1%増~33.8%増)、営業利益2億円の損失~2億円(前期は2億6000万円の利益)、経常利益2億円の損失~2億円(同2億6100万円の利益)、最終利益1億3000万円の損失~1億3000万円(同8億2500万円の利益)を見込む。
・売上高42億円~48億円(同17.1%増~33.8%増)
・営業利益:2億円の損失~2億円(同2億6000万円の利益)
・経常利益:2億円の損失~2億円(同2億6100万円の利益)
・最終利益:1億3000万円の損失~1億3000万円(同8億2500万円の利益)
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199