【決算レポート】ブロッコリー、第3四半期は営業益84%減と大幅減 ジャックジャンヌ販促費やうたプリ10周年イベント運営費、イベント向け在庫簿価切下が響く

木村英彦 編集長
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ブロッコリー<2706>の2022年2月期の第3四半期累計(21年3~11月)の連結決算は、売上高47億2400万円(前年同期比7.6%増)、営業利益1億3300万円(同84.0%減)、経常利益1億5400万円(同81.9%減)、最終利益5900万円(同89.9%減)と大幅減益となった。同社では、その要因として、物販イベント向け在庫の一部の簿価切り下げを行ったことに加えて、新作ゲームの販促費、イベント開催の運営費などがかさんだため、としている。

・売上高:47億2400万円(同7.6%増)
・営業利益:1億3300万円(同84.0%減)
・経常利益:1億5400万円(同81.9%減)
・最終利益:5900万円(同89.9%減)

まず、売上高から見ていくと、主力コンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」関連CDやグッズが前年並みに回復したことに加えて、他社ライセンスグッズが大きく伸び、全体としては7.6%の増収となった。

TCG「Z/X(ゼクス)」については、前年同期の実績を下回ったが、10月に発売したブースターパック「極点超越編 無限<アンリミテッドブースト>」で商品構成を見直し、ユーザーより高評価を獲得したことで、足元の売上は回復基調にあるとのこと。

また、『ジャックジャンヌ』についてはゲーム売上が寄与した。ハーフアニバサリーにあわせてダウンロード版の期間限定セールを実施し、新規ユーザーの獲得につなげた。また「ジャックジャンヌ」関連CDも貢献した。

コンテンツ別の売上構成は、「うたの☆プリンスさまっ♪」が5.8pt減の48.0%、「Z/X」が3.7ptの11.8%、ジャックジャンヌが8.9%となった。

利益面を見ていくと、売上総利益が同23.3%減の14億0200万円となった。物販イベント向け在庫の消化見込を慎重に見直し、一部在庫(棚卸資産)の簿価の切り下げを行ったことが主な要因だった。会計処理上、切下額は売上原価への計上となった。

営業利益は84.0%減と大きく減った。売上総利益の減少に加えて、「うたの☆プリンスさまっ♪」10周年記念イベント開催に伴う費用が増えたこと、そして、新規IP『ジャックジャンヌ』のゲームに関連した販促費を計上したことが響いた。

 続く2022年2月通期の業績については、売上高60億円(前期比4.9%減)、営業利益2億5000万円(同74.2%減)、経常利益2億8000万円(同72.0%減)、最終利益1億3000万円(同75.1%減)を見込む。

・売上高:60億円(同4.9%減)
・営業利益:2億5000万円(同74.2%減)
・経常利益:2億8000万円(同72.0%減)
・最終利益:1億3000万円(同75.1%減)

計画に対する進捗率は、売上高78.7%、営業利益53.2%、経常利益55.0%、最終利益45.4%となっている。

・売上高:78.7%
・営業利益:53.2%
・経常利益:55.0%
・最終利益:45.4%

株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 高橋 善之
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
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