モバファク、23年のIEOを見据え自社コイン経済圏の拡大を狙う 「駅メモ!Our Rails」のPlay to Earn(プレイして稼ぐ)を2Q〜検証開始
モバイルファクトリー<3912>は、本日(1月28日)、2021年12月通期の決算を発表した。本稿ではその中で明らかになったブロックチェーン事業に今後についてお伝えする。
23年のIEOを見据え、自社コインの拡大を狙う
まずは同社の短期的な方針として、23年のIEO(暗号資産取引所へのコイン上場)を目指し、自社コイン経済圏への拡大を目指すとした。具体的には、
「駅メモ!Our Rails」のユーザー規模の拡大、NFTプラットフォーム「ユニマ」の自社及び他社NFT企画の強化、同プラットフォームのSaaS事業での営業強化と3つの柱を打ち立てている。
ロードマップでは「駅メモ!Our Rails」でのPlay to Earn(プレイして稼ぐ)の検証を開始、今夏にDAUの増加を狙ってプロモーション を行う。2023年にIEO後にQYSコイン(自社ポイント)の実装を行っていくとしている。さらに2023年には海外の取引所での上場を目指す。
2021年7月NFTマーケットプレイス「ユニマ」をリリース後、取り扱う商材とするアートや書籍といったNFTの販売を行ってきた。同経済圏の拡大を狙い「ユニマNFT買取(β版)」を同年11月にリリースした。その他具体的な内容は明らかになっていないものの、引く続き同分野でのコンテンツ拡充を行う見込み。
SaaS事業は、NFT販売のためのベーシックな機能は元より、社内では扱いに困る秘密鍵の管理や、複雑な帳簿管理と税務処理機能なども提供する。2021年に一部先行で事業を開始しているものの、2022年には本格的に提供を行っていく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912