SANKYO、第3四半期決算は営業益371%増の200億円 「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」と「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」が大ヒット 通期予想も大幅上方修正
SANKYO<6417>は、この日(2月8日)、2022年3月期の第3四半期の連結決算を発表し、売上高703億4400万円(前の期比71.6%増)、営業利益200億3300万円(同371.0%増)、経常利益208億5100万円(同311.9%増)、最終利益106億4900万円(同313.0%増)、EPS274.76円と大幅増益を達成した。
・売上高:703億4400万円(同71.6%増)
・営業利益:200億3300万円(同371.0%増)
・経常利益:208億5100万円(同311.9%増)
・最終利益:106億4900万円(同313.0%増)
・EPS:274.76円
パチンコ機7タイトル(リユース機等を除く)、パチスロ機2タイトルを発売した。パチンコ機においては、8月リリースの「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」がパチンコ市場を牽引する好調な稼働を見せていることから、追加受注をするヒットとなり、部品調達難の中、増産分の部品確保に全力で取り組んだ結果、計画を上回る販売台数を積み上げることができた、としている。
また、12月リリースのシリーズ第15弾「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」が4万台を超えるヒットとなり、導入後の稼働も好調に推移するなど、同社グループの販売は堅調に推移した。一方、パチスロ機においては、12月に同社グループから初となる6.2号機「パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌」を発売した。
(パチンコ機関連事業)
パチンコ機関連事業については、売上高617億円(前年同期比66.7%増)、営業利益224億円(同129.2%増)、販売台数13万8000台(前年同期は8万6000台)となった。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」(2021年8月)、「フィーバーマクロスフロンティア4」(2021年10月)、Bistyブランドの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(2021年7月)、「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」(2021年12月)、JBブランドの「J-RUSH5」(2021年11月)。
(パチスロ機関連事業)
パチスロ機関連事業については、売上高56億円(前年同期比231.8%増)、営業利益5億円(前年同期は21億円の営業損失)、販売台数は1万2000台(前年同期は4千台)となった。販売タイトルは、SANKYOブランドの「パチスロ マクロスデルタ」(2021年4月)、「パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌」(2021年12月)の2タイトル。
(補給機器関連事業)
補給機器関連事業については、売上高27億円(前年同期比35.8%増)、営業利益8900万円(前年同期は5200万円の営業損失)となった。
(その他)
その他については、売上高1億円(前年同期比25.4%減)、営業利益2800万円(同34.5%増)となった。
■2022年3月通期の見通し
同時に2022年3月通期の業績予想の上方修正を行い、売上高836億円(前回予想730億円)、営業利益205億円(同89億円)、経常利益214億円(同96億円)、最終利益172億円(同66億円)、EPS283.79円(同107.87円)と大幅に引き上げた。
・売上高:836億円(前回予想730億円)
・営業利益:205億円(同89億円)
・経常利益:214億円(同96億円)
・最終利益:172億円(同66億円)
・EPS:283.79円(同107.87円)
従来予想からの修正率は、売上高14.5%増、営業利益130.3%増、経常利益122.9%増、最終利益160.6%増となっている。
・売上高:14.5%増
・営業利益:130.3%増
・経常利益:122.9%増
・最終利益:160.6%増
新規則機への入替需要の獲得に向け、部品調達難の影響を最小限に抑えるべく、半導体をはじめとした部品の先行発注、代替品の手配に注力し、販売目標達成に全力で取り組んできた。
パチンコ機においては、計画台数の販売を順調に積み上げ、第2四半期に投入した「フィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン」、第3四半期に投入した「新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」の両タイトルについてはパチンコ市場を牽引する好調な稼働を見せるなどグループのブランド力向上に大きく貢献し、計画を上回る受注・販売を積み上げることができたため、としている。パチンコ機の販売台数は当初計画15万4000台に対し16万3000台、パチスロ機の販売台数は当初3万台に対し、2万2000台となる見込み。
なお、第4四半期においては、入替需要の一巡が見込まれる中、上記主力タイトルの追加販売が下支えとなる一方、パチスロ機においては、新基準機へのブラッシュアップを図るため、予定していた一部タイトルを戦略的に次期以降に販売時期を変更している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社SANKYO
- 設立
- 1966年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6417