Aiming、21年12月通期の決算は営業益11%減の14億円 予想を上回る着地 『DQタクト』通年寄与で増収も新作開発費や運営中のタイトルの広告宣伝費が響く

Aiming<3911>は、この日(2月14日)、2021年12月通期の決算を発表し、売上高120億5400万円(前の期比1.3%増)、営業利益14億9000万円(同11.0%減)、経常利益14億4300万円(同12.7%減)、最終利益11億7000万円(同30.9%減)、EPS29.34円と増収減益となった。ただ、売上高116億1900万円、営業利益13億0500万円、経常利益12億5600万円、最終利益10億8300万円とする予想を上回る着地となった。

・売上高:120億5400万円(同1.3%増)
・営業利益:14億9000万円(同11.0%減)
・経常利益:14億4300万円(同12.7%減)
・最終利益:11億7000万円(同30.9%減)
・EPS:29.34円

同社では、『ドラゴンクエストタクト』の通期にわたる貢献や受託案件の安定稼働により増収となったものの、開発中タイトルの増加やTVCMの実施等により人件費、外注費、広告宣伝費を中心に費用が増加したため、営業利益は減益となった、としている。

 

今期の取り組みとしては、オンラインゲーム事業のさらなる成長およびシェアの拡大を目指し、サービス中タイトルの拡充と開発中タイトルの準備を進めてきた。

サービス中タイトルについては、スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト』が1周年を迎え、TVCMの実施などを通じて堅調に運営を継続した。『剣と魔法のログレス いにしえの女神』や『CARAVAN STORIES』をはじめとする他タイトルについては、長期運営によるKPIの低下は見られるものの、有名IPとのコラボレーション等により、アクティブユーザー数及び課金ユーザー数の改善に取り組んだ。

開発中タイトルについては、GOTとの共同開発タイトル『恋するコーデ ペアリウム』を2021年10月27日にサービスを開始した。

また、2021年12月1日にUUUMの子会社であるLiTMUSとの共同事業契約の締結を発表した。今後より激化することが予想する市場競争に対し、IPの創出やマーケティングといった課題の解決に取り組んでいく。

■2022年12月期の見通し
続く2022年12月期の業績見通しについては非開示だが、第1四半期(22年1~3月)の見通しを開示し、売上高31億2400万円(前年同期比11.7%減)、営業利益2億7900万円(同50.5%減)、経常利益2億7900万円(同46.2%減)、最終利益2億4500万円(同43.7%減)、EPS6.15円とした。

・売上高:31億2400万円(同11.7%減)
・営業利益:2億7900万円(同50.5%減)
・経常利益:2億7900万円(同46.2%減)
・最終利益:2億4500万円(同43.7%減)
・EPS:6.15円