東京通信<7359>は、この日(2月14日)、2021年12月通期の連結決算を発表し、売上高47億3100万円(前の期比93.2%増)、営業利益4億6500万円(同21.4%増)、経常利益4億2400万円(同14.8%増)、最終利益2億0200万円(同4.7%増)、EPS40.59円と増収増益だった。
・売上高:47億3100万円(同93.2%増)
・営業利益:4億6500万円(同21.4%増)
・経常利益:4億2400万円(同14.8%増)
・最終利益:2億0200万円(同4.7%増)
・EPS:40.59円
主力事業であるハイパーカジュアルゲームアプリの収益が引き続き伸びたほか、4月に買収した電話占い「カリス」を中心としたプラットフォーム事業が貢献した。
セグメントごとの経営成績は、次のとおり。
(インターネットメディア事業)
売上高は32億7800万円(前期比56.1%増)、セグメント利益は6億7800万円(同41.2%増)となった。アプリ1本当たり売上高が減少したが、運用本数は増加した。以上の結果、国内向けカジュアルゲームアプリによる売上高は10億1400万円(前期比3.4%増)となった。
ハイパーカジュアルゲームアプリが主力となるグローバルは、運用本数の増加による成長を推進してきた。2020年11月から本格的に運用開始した「Save them all」が1年通して好調を維持し、また、2021年リリースのタイトルである「Stop the flow!」や「Make Expression」等も海外ユーザーの新規獲得に加えて、国内ユーザーの利用も拡大し、好調に推移した。以上の結果、売上高は21億4400万円(前期比110.7%増)となった。
その他、ストック収入等による売上高は1億1800万円(前期比18.6%増)となった。
(プラットフォーム事業)
売上高は12億7300万円、セグメント利益は1億8200万円、EBITDA(営業利益+のれん償却費+減価償却費)は、4億500万円となった。
プラットフォーム事業は、ティファレトが運営する電話占い「カリス」について、同社グループの広告運用手法を最大活用するためのマーケティング体制の強化とSEO対策に取り組んだ結果、新規ユーザー獲得の効率化と、Google検索エンジンからの自然流入数の向上で効果をあげた。
(インターネット広告事業)
売上高は1億6100万円(前期比50.9%減)、セグメント利益は5100万円(同78.7%減)となった。インターネット広告事業は、主要広告主及びアフィリエイターとのリレーションを深め、ウェブマーケティングによるアフィリエイト広告に加えて、運用型広告によるアプリマーケティングへの取り組みを強化してきた。
(その他)
売上高は1800万円(前期比13.3%減)、セグメント損失は1億1200万円(前期はセグメント損失3000万円)となった。
主要な売上は、スキルオン事業のオンラインフィットネスサービスとソリューションセールス事業のOA機器の販売代理によるものだ。スキルオン事業については、これまでオフラインが主流であったフィットネスサービスを、場所や時間の制約がないオンラインにDX(デジタルトランスフォーメーション)化して、SNSで影響力のあるインフルエンサーと企画からサービスの運営、収益面のサポートを共同で取り組んできた。販売費及び一般管理費は、新規事業のための開発費、人件費等が増加した。
■2022年12月期の見通し
続く2022年12月期の業績については、売上高59億円(前期比-)、営業利益4億7000万円(同1.0%増)、経常利益4億5000万円(同6.1%増)、最終利益2億3000万円(同13.6%増)、EPS45.57円を見込む。
・売上高:59億円(同-)
・営業利益:4億7000万円(同1.0%増)
・経常利益:4億5000万円(同6.1%増)
・最終利益:2億3000万円(同13.6%増)
・EPS:45.57円
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359