フリュー、第3四半期決算は営業益"115%増"の35億円 「呪術廻戦」や「鬼滅の刃」など有力IPのプライズや高価格ホビー品好調 「ゆるきゃん△」貢献でゲーム事業も黒字に
フリュー<6238>は、この日(2月14日)、2022年3月期の第3四半期累計の決算を発表し、売上高258億0100万円(前年同期比44.9%増)、営業利益35億8300万円(同114.9%増)、経常利益35億8400万円(同117.4%増)、最終利益24億8700万円(同120.3%増)、EPS90.93円だった(連結決算に移行したため前年同期との比較は参考値)。
・売上高:258億0100万円(同44.9%増)
・営業利益:35億8300万円(同114.9%増)
・経常利益:35億8400万円(同117.4%増)
・最終利益:24億8700万円(同120.3%増)
・EPS:90.93円
(プリントシール事業)
売上高は54億3400万円、営業損失は1億4300万円となった。感染拡大の第4波、第5波と厳しい市場環境が続く中、第3四半期累計のプレイ回数は2329万回(前第3四半期累計は2131万回)となった。また、6月に新機種「97%(キューナナパーセント)」、10月に「猫と彼女。」を発売した。
(コンテンツ・メディア事業)
売上高は61億5700万円、営業利益は24億7100万円となった。プレイ回数が前年同期比で増加したため、プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」の有料会員数も2021年9月末から増加し、2021年12月末では146万人となった。また、広告事業については、案件数の増加に伴い、売上が増加した。
(キャラクタ・マーチャンダイジング事業)
売上高は117億9000万円、営業利益は23億5500万円となった。参考値だが、売上高は2.1倍、営業利益は3.9倍になった。「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」「マインクラフト」「Re:ゼロから始める異世界生活」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」など人気漫画作品、人気アーティスト及び世界的人気ゲーム等の多数の新規キャラクター版権の獲得とその商品化を行い、クレーンゲーム景品、海外物販及び高価格帯ホビー商品の販売が好調に推移した。
(ゲーム事業)
売上高は24億1800万円、営業利益は6500万円となった。
家庭用ゲームソフト事業については、「Caligula2(カリギュラツー)」「モナーク/Monark」を発売した。ゲームアプリ事業においては、9月末に新作タイトルの「恋愛戦国ロマネスク~影武者姫は運命をあやなす~」をリリースした。
アニメ事業は、TVアニメ「ゆるキャン△ SEASON2」のビデオグラム販売や製作委員会の配分金収入等が牽引し、好調に推移した。また、来期上映に向けて映画「ゆるキャン△」のプロモーションに取り組んだ。
■2022年3月通期の見通し
2022年3月通期の業績は、売上高360億円(前期比45.3%増)、営業利益39億円(同42.6%増)、経常利益39億円(同43.6%増)、最終利益27億円(同46.5%増)、EPS98.68円を見込む(前期との比較は参考値)。
・売上高:360億円(同45.3%増)
・営業利益:39億円(同42.6%増)
・経常利益:39億円(同43.6%増)
・最終利益:27億円(同46.5%増)
・EPS:98.68円
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238