【ゲーム株概況(2/24)】国内証券が目標株価引き上げのグリーが軟地合い下で逆行高 新作『エルデンリング』への期待でバンナムHDとKADOKAWAが買われる
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2月24日の東京株式市場では、日経平均は5日続落し、前日比478.79円安の2万5970.82円で取引を終えた。朝方から売りが先行していたが、ロシアがウクライナに侵攻したことが伝わると下げ幅を拡大し、一時は下げ幅600円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体地合いが軟調な中で、グリー<3632>が逆行高した。グリーは、大和証券が投資判断「3」を据え置いたものの、目標株価を760円から880円に引き上げたことがポジティブに受け止められているようだ。
また、大手ゲーム株では、バンダイナムコHD<7832>の強さが目立った。バンナムHDは、期待の新作『ELDEN RING(エルデンリング)』の発売を明日2月25日に控えていることへの期待感が先行しているもよう。その『エルデンリング』の開発を担当するフロム・ソフトウェアの親会社であるKADOKAWA<9468>も商いを伴って大幅反発した。
ほか、ネクソン<3659>やアピリッツ<4174>、ドリコム<3793>なども買われた。ドリコムは、大和証券が目標株価は850円から540円に引き下げたものの、投資判断を「3」から「2」に格上げしたことが市場の関心を集めたようだ。
半面、バンク・オブ・イノベーション<4393>が大幅反落し、モブキャストHD<3664>やcoly<4175>、東京通信<7359>などの下げもきつい。
岡三証券が投資判断「中立」を据え置き、目標株価を1500円から1100円に引き下げたフリュー<6238>もさえない。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832