ポールHD、22年1月期は売上高28.1%増、営業益2.7%増に デバッグ・検証事業で海外顧客向け売上が拡大 M&Aの一時費用やメディア・コンテンツ業務の先行費用が増加
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ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、3月14日、2022年1月期の連結決算を発表、デバッグ・検証事業で海外顧客向け売上の拡大などがあったものの、M&A関連の一時費用やメディア・コンテンツ業務の先行費用が増加した。
売上高342億5200万円(前々期比28.1%増)
営業利益33億500万円(同2.7%増)
経常利益33億8200万円(同5.9%減)
最終利益22億4100万円(同5.7%増)主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①デバッグ・検証事業…売上高264億3900万円(前々期比 31.3%増)、営業利益24億6100万円(同7.1%減)
国内外グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)、音声収録などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスの受注を推進した。クアーズでは、ノンゲーム市場における第三者検証サービスの受注が増加した。キュービスト、カラフル、Panda Graphics、CRESTでは、グラフィックやゲーム・アニメ制作に関連するメディア・コンテンツ業務の拡大を推進した。また、MIRAIt Service Designでは、官公庁から感染症に関する各種申請を受け付けるシステムの開発を受注した。
一方、M&A に関連する一時費用やゲーム・アニメ制作をはじめとしたメディア・コンテンツ業務の拡大に関連する先行費用が増加した。
②ネットサポート事業…売上高75億8000万円(同17.7%増)、営業利益8億1900万円(同34.0%増)
QRコード決済や仮想通貨などのフィンテック関連サービスにおける不正モニタリング、本人確認手続き、アンチマネーロンダリングや振る舞い検知サービスの受注が増加した。AI関連サービスにおけるデータ認識評価や、デバッグ・検証事業との営業連携によりゲーム市場向けのカスタマーサポートの受注も増加した。また、ピットクルーでは政府のGIGAスクール構想に基づく学校ICT化サポート事業者として、ICT環境整備の設計などのサービスを受注した。
■2023年1月期は増収増益見込む
なお、2023年1月期通期の連結業績予想については、以下のとおり。売上高400億8800万円(前期比17.0%増)
営業利益40億200万円(同21.1%増)
経常利益39億2600万円(同16.1%増)
最終利益24億2800万円(同 8.3%増)
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657