Cygames、 eスポーツ『Shadowverse』のプロ選手セカンドキャリア支援制度を紹介 Surre選手が第一志望に内定



Cygamesは、4月1日、『Shadowverse』のプロ選手支援 セカンドキャリア支援プログラムの活用について紹介した。

同プログラムを用いて、NTT-WEST リバレントに所属していたプロ e スポーツプレイヤー、Surre(サレ)選手が Sekappy に入社。プログラム活用事例の第1号になった。

プログラムは、『シャドウバース』のプロ選手を対象に、引退後の就業サポートを行うというもの。プロ選手との面談を重ね、がこれまでに付き合いのある企業への紹介など、選手の希望に応じ、新たなキャリアのスタートをサポートする。

紹介先の企業は同プログラムの参画企業として協力、eスポーツ関連企業をはじめ、PC メーカーや e スポーツ活動に力を入れている一般企業などが、広く参画している。

Surre 選手(31)は、チームのリーダーと、家庭では一児の父として二足の草鞋で歩んできた。チームの解散を機 に 21-22 年シーズンをもってプロ引退を決意した。

Surre 選手自身、プロとして続けていくかを考えていた時期に転職サイトを眺めていたものの、いまいち条件 に合う企業が見つからず、思い悩んでいたところ、セカンドキャリア制度の参画企業の中からいくつか気になる会社 があったため、プログラムを活用。

今回内定の連絡を受けたのが『シャドウバース』ユーザーになじみのある企 業で、第一志望だったことも最終的に引退・就職の決め手になったそうだ。

なお、現在そのほか3名の選手が同プログラムを利用し、新たなキャリアに向けて踏み出そうとしているとのこと。

■プログラム発足の背景
近年、e スポーツ業界は急速に発展を遂げ、プロ選手やチームスタッフを志望する方が増加傾向にある。『シャドウバース』においても、2018 年にプロリーグが発足、数多くのプロ選手が大会に参加しているものの、業界が発展していく反面、選手の入れ替えも頻繁に行われるようになり、現役中に得た収入だけで生涯を通して生活をしていくには、トップ選手でも困難であることが課題としてあるのが現状となっている。

そこで Cygames は、現役プロ選手、そして今後プロ選手を目指すプレイヤーたちがより安心してプロとしての生活に専念できる環境作りを重視し、選手たちのセカンドキャリアを支援できるよう、プログラムの発足を決定した。