メディア工房、第2四半期(9~2月)決算は売上高6.2%増、営業益は800万円→1億2000万円と大幅に利益率が改善

  • メディア工房<3815>は、4月8日、2022年8月期の第2四半期累計(9~2月)の連結決算を発表、売上増加に伴い利益増に加え、前年同期は減損損失を計上していた反動もあり、大幅な増益を達成した。 

    売上高11億3000万円(前年同期比26.2%増)
    営業利益1億2000万円(前年同期800万円)
    経常利益1億1300万円(同600万円)
    最終利益9300万円(同600万円)

    主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタルコンテンツ事業…売上高7億1200万円(前年同期比30.0%増)、営業利益2億8400万円(同56.5%増)
    ISP各社における占いコンテンツの配信縮小方針の決定という、収益の減少要因が発生したが、コンテンツ運用強化に注力した結果、コンテンツのライフサイクルが長期化し、売上高は前年同期比で増加した。また、営業利益は、売上増に伴う利益増のほか、人員減に伴う労務費の減少により、前年同期比で大幅に増加した。

    ②One to One事業…売上高4億600万円(同19.0%増)、営業利益5900万円(同62.4%増)
    引き続き占いサービスが安定的に成長し、売上・利益ともに前年同期比で増した。なお、営業利益は、広告宣伝時期の見直しにより一時的に広告費を抑制したため、前年同期比で大幅に増加している。

    ③XR事業…売上高ゼロ(前年同期ゼロ)、営業損益600万円の赤字(前年同期3100万円の赤字)
    受託案件の獲得に至らず営業損失を計上した。

    ④SNS事業…売上高800万円(前年同期比363.6%増)、営業損益6300万円の赤字(前年同期700万円の赤字)
    BtoB向けに提供するプラットフォームのシステム利用料を売上として計上した。一方、利益面については、新規SNSサービス2本の開発費用の先行により、営業損失を計上した。

    ⑤その他…売上高200万円(同33.4%減)、営業損益400万円の赤字(前年同期2800万円の赤字)
    越境eコマースおよび医療ツーリズム事業を中心とする、インバウンド・アウトバウンド事業から撤退しているが、一部物販について売上を計上した。

    ■通期予想は据え置きに
    2022年8月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高23億5000万円(同21.8%増)
    営業利益9000万円(同89.1%増)
    経常利益8000万円(同106.0%増)
    最終利益5000万円(同595.8%増)

株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
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