【決算レポート】シリコンスタジオ、第1四半期としては3期ぶりの黒字達成 エンタメ業界からの引き合いが活発、前期計上の引当金の影響もなくなる

木村英彦 編集長
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シリコンスタジオ<3907>の第1四半期(21年12月~22年2月)の連結決算は、売上高9億6800万円(前年同期比7.1%増)、営業利益800万円(前年同期は1億5300万円の損失)、経常利益1200万円(同1億4500万円の損失)、最終利益200万円(同1億6100万円の損失)となった。第1四半期としては3期ぶりの黒字化となる。

・売上高:9億6800万円(同7.1%増)
・営業利益:800万円(同1億5300万円の損失)
・経常利益:1200万円(同1億4500万円の損失)
・最終利益:200万円(同1億6100万円の損失)

増収・黒字転換に成功したが、同社では、前年同期に計上された子会社イグニス・イメージワークスで受託したプロジェクトに関する引当金の影響がなくなったことに加えて、エンタメ業界からの受託開発の引き合いが増えたことが主な要因としている。

 

セグメント別に見ていく。


■開発推進・支援事業
売上高は5億9600万円(同22.4%増)、セグメント利益は6400万円(前年同期は1億0900万年の損失計上)となった。

受託開発の売上高は、前年度下期から継続してエンターテインメント業界からの案件を中心に引き合いが多く大幅増収となった。教師画像生成ソリューションなど非エンターテインメント向けも好調だったという。

このほか、ミドルウェアの売上高は、第1四半期の成約が少なく横ばいとなった。また、オンラインソリューションの売上高は、ネットワーク構築と運用共に堅調に推移し、増収となった。

 
■人材事業
売上高は3億7200万円(同9.3%減)、セグメント利益は6500万円(同12.8%減)と減収減益だった。

エンターテインメント業界におけるクリエイティブ人材の正社員需要は底堅く有料職業紹介サービスは堅調に推移したものの、人材派遣サービスにおいては、稼働者数が減少したことが影響し、派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ539名(同14.7%減)となった。また、有料職業紹介については成約実績数は71名(同6.0%増)と伸びた。

 
■2022年11月通期の見通し
続く22年11月通期の業績については、売上高40億9500万円(前期比2.8%増)、営業利益1億円(前期は9600万円の損失)、経常利益1億円(同7100万円の損失)、最終利益6000万円(同1億0100万円の損失)を見込む。従来予想からは変更はない。

・売上高:40億9500万円(同2.8%増)
・営業利益:1億円(同9600万円の損失)
・経常利益:1億円(同7100万円の損失)
・最終利益:6000万円(同1億0100万円の損失)


通期計画に対する進ちょく率は、売上高23.6%、営業利益8.0%、経常利益12.0%、最終利益3.3%となっている。

・売上高:23.6%
・営業利益:8.0%
・経常利益:12.0%
・最終利益:3.3%

シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高41億3400万円、営業利益7300万円、経常利益7700万円、最終利益1600万円(2020年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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