サイバーエージェント、3月中間決算は営業益38%増の455億円 『ウマ娘プリティーダービー』が期初から貢献 ネット広告も最高業績 「ABEMA」投資継続
サイバーエージェント<4751>は、この日(4月27日)、第2四半期累計(21年10月~22年3月)の連結決算を発表し、売上高3621億9200万円(前年同期比23.0%増)、営業利益455億2700万円(同38.2%増)、経常利益457億1500万円(同38.4%増)、最終利益171億5500万円(同25.3%増)と増収増益だった。また9月通期の見通しも初めて開示し、30%超の大幅な減益となる見込みとした。
・売上高:3621億9200万円(同23.0%増)
・営業利益:455億2700万円(同38.2%増)
・経常利益:457億1500万円(同38.4%増)
・最終利益:171億5500万円(同25.3%増)
「ABEMA」への投資を行う一方、『ウマ娘 プリティーダービー』が期初から収益に貢献したことで大幅な増益となった。ネット広告も過去最高業績となった。
セグメント別の経営成績は次のとおり。
①メディア事業
「ABEMA」及び周辺事業が大幅増収し、売上高は523億3800万円(同30.0%増)、営業損失は58億0400万円(前年同期は73億8400万円の損失計上)となった。
②インターネット広告事業
広告効果を追求し、売上高及び営業利益ともに過去最高を更新し、売上高は1848億5500万円(同17.6%増)、営業利益は132億1800万円(同2.1%増)となった。
③ゲーム事業
主力タイトルの周年記念が奏功し、売上高は1273億4200万円(同35.6%増)、営業利益385億2900万円(同58.2%増)となった。
④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は33億3700万円(同42.1%減)、営業利益は23億0600万円(同49.6%減)となった。
⑤その他事業
その他事業には、マクアケ、リアルゲイト、ゼルビア等が属しており、売上高は129億7100万円(同19.0%増)、営業利益3億6100万円(同35.4%減)となった。
【追記】
第2四半期(22年1~3月)の業績は、売上高は前年同期比16.9%増1911億円、営業利益は同0.6%減の257億円だった。
■2022年9月通期の見通し
続く2022年9月通期の業績については、売上高7000億円(前期比5.0%増)、営業利益700億円(同32.9%減)、経常利益700億円(同33.1%減)、最終利益250億円(同39.8%減)、EPS49.44円を見込む。
・売上高:7000億円(同5.0%増)
・営業利益:700億円(同32.9%減)
・経常利益:700億円(同33.1%減)
・最終利益:250億円(同39.8%減)
・EPS:49.44円
計画に対する進捗率は、売上高51.7%、営業利益65.0%、経常利益65.3%、最終利益68.6%となっている。
・売上高:51.7%
・営業利益:65.0%
・経常利益:65.3%
・最終利益:68.6%
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751