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オルトプラス<3672>は、5月12日、2022年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、新規タイトルのリリースや新規運営受託が無く、運営タイトルの長期化等により売上が減少した。
また、利益面では、関係会社に対する長期貸付金の評価の結果、債権の貸倒れの損失に備えるため、回収不能見込額を見積り、持分法による投資損失として2240万5000円を営業外損失に計上したほか、投資有価証券評価損1559万9000円を特別損失に計上している。
なお、今期の第1四半期より、「収益認識会計基準」を適用しているため、前年同期との比較はない。
売上高31億3300万円
営業損益4億1100万円の赤字
経常損益3億5400万円の赤字
最終損益3億7400万円の赤字ゲーム事業では、第2四半期期間において新作のリリースや新規運営受託が無かったことから、前四半期末と同じ10タイトル(自社パブリッシングタイトル7、運営受託タイトル3)を提供しているが、運営タイトルの長期化などにより売り上げが減少しており、運営体制の見直しやコスト削減などを進めている。今後は、周年イベントなどの施策による売上の改善を目指していくが、収益改善が見込めないタイトルについては、早期にサービス終了などの対応を図る方針だ。
開発中のスポーツゲームタイトルについては、当初予定よりリリースが遅れているが、クローズドβテストの結果を踏まえ、より良いサービスを提供できるよう改良を進めている。また、受託開発についてはオンラインクレーンゲーム開発を始めとして複数の開発案件が進行しており、今後も当社の企画開発力を生かして、エンターテインメント業界向けに企画開発提案を行い、案件の拡充に注力していく。
ゲーム支援事業では、国内ゲーム会社における開発・運営人材に対する人材ニーズが底堅く推移していることから、個々の企業の開発・運営現場への人材派遣・紹介や業務受託の件数が増加しているが、営業・管理体制の強化によりコストも増加している。今後派遣人材の採用強化、社内の待機人材の外部派遣等を通じてマッチングの数を増やし、収益の拡大を目指していく。
■2022年9月期見通しは非開示
なお、2022年9月期の業績見通しは非開示。主な事業領域であるソーシャルゲーム業界を取り巻く環境の変化が大きく、グループの業績が短期間で大きく変動する可能性があり、将来的な業績予測を合理的に算出することが困難となっているため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672