スクエニHD、22年3月期は上ブレ着地に…為替差益も寄与した経常益は500億円→707億円に上ブレ MMO『FF XIV』の月額課金会員数が大幅に増加

  • スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、5月13日、2022年3月期の連結決算を発表、デジタルエンタテインメント事業が、全般的に堅調に推移したことで売上高、利益ともに従来予想を上回って着地した。

    なお、経常利益と最終利益は、為替差益104億8900万円を営業外収益に計上していることも影響している。

    売上高3400億円→3652億7500万円(増減率7.4%増、前々期比9.8%増)
    営業利益500億円→592億6100万円(同18.5%増、同25.5%増)
    経常利益500億円→707億400万円(同41.4%増、同41.5%増)
    最終利益350億円→510億1300万円(同45.8%増、同89.3%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタルエンタテインメント事業…売上高2796億7900万円(前々期比6.0%増)、営業利益589億6000万円(同16.7%増)
    HDゲームは 、『OUTRIDERS』や『NieR Replicant ver.1.22474487139...』『Marvel’s Guardians of the Galaxy』などの発売があったものの、前年に『FINAL FANTASY VII REMAKE』や『Marvel's Avengers(アベンジャーズ)』などの発売があったことから、前期比で減収となった。MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)は、『ファイナルファンタジーXIV』の月額課金会員数が大幅に増加したことに加え、拡張パッケージの発売により、前期比で増収となった。

    スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいては、既存タイトルが弱含んだものの、収益認識に関する会計基準の適用によって収益の表示方法の変更があったことから、前期比で増収となった。

    ②アミューズメント事業…売上高458億8200万円(同33.6%増)、営業利益20億300万円(前々期15億6800万円の赤字)
    前期において、政府の緊急事態宣言発出を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、国内の店舗を臨時休業とした影響が大きかったことから、前期比で増収、黒字転換となった。

    ③出版事業…売上高290億3200万円(同8.2%増)、営業利益122億2200万円(同4.6%増)
    デジタル販売の好調に加えて、紙媒体の販売においては、「その着せ替え人形は恋をする」の大ヒットなどにより堅調に推移したことから、前期比で増収増益となった。

    ④ライツ・プロパティ等事業…売上高140億200万円(同48.1%増)、営業利益39億8000万円(同76.9%増)
    自社コンテンツの新規キャラクターグッズの販売などが好調に推移したことから、前期比で増収増益となった。

    ■2023年3月期通期の業績予想は「未定」
    なお、2023年3月期通期の連結業績予想については、5月2日に公表したグループの海外スタジオおよび一部IPの売却(関連記事)に係る業績への影響を精査する必要があることから「未定」としている。業績予想の算定が可能となった後、速やかに開示する方針だ。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 松田 洋祐
決算期
3月
直近業績
売上高3652億7500万円、営業利益592億6100万円、経常利益707億400万円、最終利益510億1300万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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