アカツキ<3932>は、子会社であるアカツキ台湾がAkupara Gamesと共同配信中のナラティブ謎解きゲーム『Behind the Frame ~とっておきの景色を~』のNintendo Switchおよび PlayStation版を、6月2日に発売開始した。(関連記事)
それと同時に、全プラットフォームで『Behind the Frame』本編の裏側のストーリーを描いた新章が追加された。既にゲーム購入済のユーザーであれば、無料アップデートにて利用可能となる。
その新章だが、本編に登場したもう一人の画家の足跡を辿る内容となっており、新たなアニメーション、パノラマシーン、インタラクティブなコンテンツも登場。『Behind the Frame』の感動的な世界をより深く味わえるようになっているという。
【新章追加Ver PV】
そこで今回、『Behind the Frame』新章のプレイレビューをお届けする。※PC(Steam)版をプレイしました。
~本編のレビュー記事~
・【レビュー】アカツキ台湾、初のオリジナル作品『Behind the Frame』を世界同時リリース…ビジュアル、BGM、ストーリー、全てが心地よいナラティブ謎解きゲーム
もう一人の画家・ジャックの足跡を辿るサイドストーリーに引き込まれる
前回、『Behind the Frame』本編のレビュー記事を書くため、本作をプレイした筆者。
このゲームについては、夢にひたむきな女性画家amber(アンバー)が作品を完成させるため、様々な謎を解きながら絵を取り巻く思い出の欠片を集めて繋ぎ合わせてストーリーを進めていく作品だった、と記憶している。
そして新章では、本編同様に"どこか懐かしく叙情的な世界観"の中で、夢を追うもう一人の画家jack(ジャック)の立場でストーリーが展開していく。ジャックもアンバー同様に風景画を描くべく、日々を過ごしているようだ。
猫に餌を与える流れになったので、部屋の中を調べてみると缶を発見した。そこにカーソルを合わせてクリック。さらに缶の蓋にカーソルを合わせてクリック&ドラッグしてみると、パカッと開いた。
室内を見渡して気になる所を調べると、ストーリーを進めるためのヒントやアイテムを発見できるというわけだ。
このように、基本的な操作方法や進め方に変更はないので本編を体験したユーザーはすんなりプレイすることができる。そもそも難しい操作ではないので、ゲーム初心者も安心してほしい。
ジャックも画家ということで風景画を描くわけだが、途中で絵の具の色が足りなくなる。そこで、新しい色を手に入るべく謎解きに挑戦して絵を完成させていく、というのが基本的な流れになる。
謎解き要素については、脳が沸騰してしまうほど激ムズでストーリー進行の邪魔になるという難易度ではなく、ストーリーの流れやヒントをしっかり把握していれば解けるだろう。従ってアドベンチャーゲームに苦手意識のある人でもきっと大丈夫!
これは本作の魅力の1つだと思うのだが、絵を描く作業ではマウスを動かすことで色を塗る事ができる。また、手紙を書く場面でも同様にマウスをシャカシャカ動かすと文字が浮き出る。
このプレイ体験は、まるで自分自身が絵や手紙を書いているような気分になれて楽しかったし、大人だけではなく子どもが触っても面白がってくれそうだと感じた。
タップやドラッグなどの直感的な動作が楽しめる操作と謎解き要素も魅力的だが、やはり新章で筆者が一番心惹かれたのは、やはりストーリーだ。
ジャックはニューヨークで暮らすアンバーと手紙のやりとりをしているが、彼女の手紙からインスピレーションを受けることもしばしば。画家として、そして一人の男として、アンバーの存在が大きくなっているように思える。
しかし、季節が流れていく内に、段々とストーリー全体がどこか切ない雰囲気になっていき…。
あぁ、続きはネタバレになるので控えておくが、ぜひとも自身でプレイしていただきたい。
前述した直感的な動作が楽しめる操作と謎解き要素に加え、時折入るショートムービーを観ているかのようなアニメーションや、ストーリーをより彩ってくれるメロディー、雨や風の音、小鳥のさえずりといった心地良い環境音なども『Behind the Frame』をより引き立てる魅力と言える。
これらの要素があいまって、筆者は『Behind the Frame』の世界にトリップし、そして癒されたのだった。
本編をプレイした人は、その本編の裏側が描かれたストーリーを味わってもらいたいし、『Behind the Frame』未プレイの人もぜひ本編&新章を体験してほしい。
~本編のレビュー記事~
・【レビュー】アカツキ台湾、初のオリジナル作品『Behind the Frame』を世界同時リリース…ビジュアル、BGM、ストーリー、全てが心地よいナラティブ謎解きゲーム
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会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932