【ゲーム株概況(7/7)】引け後に3Q決算の発表控えたトーセに先回り買い 減損計上&新株予約権発行による希薄化懸念でKLabが5日続落 ANYCOLORは反発
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7月7日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比382.88円高の2万6490.53円で取引を終えた。米FOMC(連邦公開市場委員会)の内容が想定の範囲にとどまったことで、米国の一段の金融引き締めに対する市場の警戒感がやや後退した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アエリア<3758>が続伸し、一時ストップ高まで買われたほか、東京通信<7359>やモバイルファクトリー<3912>、トーセ<4728>などが高い。トーセは、先日、スクウェア・エニックスが12月9日に発売することを発表した『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』の企画・開発に参加していることが明らかになっており、大引け後の第3四半期決算発表への期待が膨らむ形となったようだ。
また、前日売られたソニーグループ<6758>が反発したほか、ANYCOLOR<5032>も反発となったが、終値での6000円回復には届かなかった。
半面、ワンダープラネット<4199>やDLE<3686>が反落し、enish<3667>やモブキャストHD<3664>も売られた。
昨年12月14日にリリースした『ラピスリライツ』の減損処理による減損損失4億1000万円を計上することを発表したKLab<3656>は、同日発表の新株予約権の発行による資金調達の実施による希薄化懸念も相まって5日続落となり、終値で500円台を割り込んだ。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728