モバイルファクトリー、第2四半期(1~6月)決算は売上高8.1%増、営業益同9.9%減 モバイルゲーム好調も広告宣伝費が影響 P2E施策のOBTを開始
-
モバイルファクトリー<3912>は、7月22日、2022年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、モバイルゲーム事業の好調で増収となったものの、第1四半期期間に実施した広告宣伝費の影響で減益にとどまった。
売上高14億9200万円(前年同期比8.1%増)
営業利益3億6800万円(同9.9%減)
経常利益3億6800万円(同10.5%減)
最終利益2億4700万円(同12.4%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①モバイルゲーム事業…売上高13億200万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益4億4600万円(同33.4%増)
位置情報連動型ゲーム『駅メモ!(ステーションメモリーズ!)』および『アワメモ!(駅メモ! Our Rails)』において、コロナ禍の影響が続くなか、感染症の動向や社会情勢を注視しつつ、地方公共団体との協業による地方創生および他社IPとのコラボイベントを実施するなど、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行ったほか、例年どおり周年記念施策を実施した。また、『アワメモ!』において2022年7月からゲームを遊びながらおこづかい稼ぎができる、Play to Earnの施策として「おでかけポイント」のオープンβテストを開始している。
②コンテンツ事業…売上高1億8700万円(同16.3%減)、セグメント利益1億1500万円(同10.4%減)
プラットフォームであるキャリア各社の方針変更により、2021年3月にフィーチャーフォン向けサービスが終了しており、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少している。③ブロックチェーン事業…売上高200万円(同881.7%増)、セグメント損益1億9300万円の赤字
NFTサービス構築支援プラットフォーム「ユニキス ガレージ」を2022年2月にリリースし、有力クライアントの獲得に向けて営業を強化するとともに、機能拡充の追加開発を行った。また、ユニマにおいては、アートなどのNFTの販売を実施した。そのほか、コンプライアンス充足のための関係各所との協議を継続して行い、信頼性の高いサービス設計を目指して取り組んでいる。
■通期予想は引き続き非開示
2022年12月期通期の連結業績見通しは非開示。主力のモバイルゲーム事業に加えてブロックチェーン事業においても、今後は大きな成長が見込まれるものの、足元では新型コロナウイルス感染症の影響の収束が見通せない中で、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912