【決算レポート】コーエーテクモ、第1四半期は『FE無双 風花雪月』ヒットし営業益は過去最高 「本業は非常に好調」 経常益大幅減も「損失は一時的」と強調

コーエーテクモホールディングス<3635>の2023年3月期 第1四半期(22年4月~22年6月)の連結決算は、売上高186億5300万円(前年同期比9.1%減)、営業利益116億5700万円(同19.9%増)、経常利益90億8600万円(同50.6%減)、最終利益67億5000万円(同49.6%減)だった。

・売上高:186億5300万円(同9.1%減)
・営業利益:116億5700万円(同19.9%増)
・経常利益:90億8600万円(同50.6%減)
・最終利益:67億5000万円(同49.6%減)

 

同社によると、主力のゲーム事業で任天堂の『ファイアーエムブレム 風花雪月』の世界を継承した『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』などがヒットし、営業利益は過去最高を更新した。ゲームソフトの販売本数も海外を中心に伸びており、「本業は非常に好調だ」(同社)。

同タイトルについては、海外での販売元が任天堂となっているため、その収益についてはロイヤリティ収入となる。このため、採算性が高く利益貢献が大きいものの、売上単価が低いため、売上そのものへの寄与については限定的となる。

 

また、スマートフォンゲームでは、運営中の自社開発タイトル『三國志 覇道』のほか、IP許諾タイトル『三国志・戦略版』が安定して推移し、利益面で支えた。

 

このほか、中期経営計画で500万本級や200万本級のヒットを狙う新作タイトルを掲げたが、同社では、他社と一部を協業で開発しているという。今回、協業先より開発費負担の一部の支払いがあったとのことで、これを売上として計上したという。

 

経常利益については大幅な減益となった。厳しい金融環境に対応するためポートフォリオの組み換えを行い、営業外費用が増えたことによる。投資有価証券売却益が63億円から4億円に急減した一方、デリバティブ評価損、有価証券償還損、投資有価証券売却損などが計上された。

同社では、これについては、市場環境を鑑みて計上した「あくまで一時的な損失」としている。今後、よほどの市場環境の悪化が見られない限り、追加の損失計上は想定していないとのことだった。次の四半期からは利息収入などが計上されるため、経常利益に貢献してくる見通しだ。

 

■2023年3月通期の業績見通し

2023年3月通期の業績は、売上高770億円(前期比5.8%増)、営業利益325億円(同5.9%減)、経常利益425億円(同12.7%減)、最終利益315億円(同10.9%減)、EPS95.57円を見込む。従来予想からは変更はないとのこと。

・売上高:770億円(同5.8%増)
・営業利益:325億円(同5.9%減)
・経常利益:425億円(同12.7%減)
・最終利益:315億円(同10.9%減)
・EPS:95.57円

計画に対する進捗率は、売上高24.2%、営業利益35.9%、経常利益21.4%、最終利益21.4%となっている。下期に収益が集中する見通しだが、営業利益の達成率が高めになっている。

・売上高:24.2%
・営業利益:35.9%
・経常利益:21.4%
・最終利益:21.4%

コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高727億5900万円、営業利益345億2700万円、経常利益486億9600万円、最終利益353億5900万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
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