Aiming椎葉社長、「エンジニアの初任給だけでなく他職種や既存社員の給与もベースアップしている」 「給料が安い」といわれる原因も説明

Aiming<3911>の椎葉忠志社長は、この日(7月29日)、エンジニア採用の強化のため、新卒初任給を引き上げると発表した件についての補足として、企画やデザイナーなど他の職種はもちろん、全社的にベースアップを行っていることを明らかにした。

エンジニアと打ち出したのは、他社との採用競争が発生するため、採用が難しいためだ。会社に入ってから多くを習得できる企画職と異なり、エンジニアに関しては在学中に自主的に努力した人を採用したいと考える会社が多い。

他のゲーム会社はもちろん、ブロックチェーンゲームやメタバースなどWeb3関連企業からもエンジニアの求人が増えているため、意図したとおりに採用していくことが難しくなっているため、と説明した。

なお、椎葉社長は、「給与水準が低いとよく言われる」要因についても説明した。直近(2021年12月期)の有価証券報告書によると、同社の平均給与396万0646円となっている。ゲーム会社としては確かに低い方に位置づけられるだろう。

椎葉社長によると、平均給与が低いのは、台湾スタジオの200人以上のスタッフが平均給与に含まれるためだという。日本オフィスに限っては必ずしもそうではなく、ベースアップによってさらに条件が良くなっている、とした。