シリコンスタジオ、第3四半期(12~8月)決算は売上高15%増、営業益は2.5億円の赤字→3億円の黒字に大幅黒転 大型ライセンス契約の売上を一括計上
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シリコンスタジオ<3907>は、10月7日、2022年11月期の第3四半期累計(12~8月)の連結決算を発表、ミドルウェアライセンス販売において大型ライセンス契約の売上を一括計上したことにより大幅増収と黒字転換を達成した。
なお、最終利益にはソフトウエア評価損8400万円を特別損失として計上している。
売上高32億3300万円(前年同期比15.0%増)
営業利益3億600万円(前年同期2億5400万円の赤字)
経常利益3億2800万円(同2億2900万円の赤字)
最終利益1億4800万円(同2億7700万円の赤字)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①開発推進・支援事業 売上高19億4400万円(前年同期比27.2%増)、セグメント利益3億1400万円(前年同期1億8500万円の赤字)
受託開発の売上高は、ゲーム開発環境構築支援等エンターテインメント業界からの受注増に加え、機械学習向け教師画像生成ソリューション『BENZaiTEN(ベンザイテン)』をはじめ、3Dレーザースキャナーなどで物体や地形を計測したデータの集合体である点群データの活用支援など、産業界からの引き合いが増加したことも寄与し増収となった。ミドルウェアライセンス販売の売上高は、第3四半期期間において成約した大型ライセンス契約の売上を一括計上したことにより大幅増収となった。
ネットワーク構築・運用などのサービスを提供するソリューション売上は、オンラインゲーム向けのサーバー開発、運用がともに堅調で増収となった。
②人材事業 売上高12億8800万円(同1.1%増)、セグメント利益3億4500万円(同26.9%増)
人材派遣の稼働者数減少に伴い減収となったが、有料職業紹介において成約件数が増加したことに加え、今期より注力しているミドル・ハイクラス人材向けサービスが順調に立ち上がり平均単価を押し上げたことも寄与し、増益となった。第3四半期累計期間における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ1638名(前年同期比10.8%減)、有料職業紹介の成約実績数は290名(同20.8%増)となった。■通期予想を上方修正
2022年11月期通期の連結業績予想については、第3四半期決算の発表と同時に上方修正が実施されており、以下のとおり。売上高44億円(前期比10.4%増)
営業利益3億2000万円(前期9600万円の赤字)
経常利益3億4500万円(同7100万円の赤字)
最終利益2億円(同1億100万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907