セルシス、「自動陰影」と「描画領域の抽出」の研究内容を公開 「自動陰影」は筑波大学との共同研究をもとに開発中

セルシス<3663>は、11月2日、線画と塗りつぶした領域に自動で陰影を生成する技術(以下:自動陰影)と、描画領域を簡易的に抽出する技術(以下:描画領域の抽出)の研究内容を公開した。

「自動陰影」は、線画レイヤーと下塗りされたレイヤーがあるデータに自動で陰影を描画できる。また、光源の位置や角度、影の色を設定することで、より自然な陰影を描画できる。なお、「自動陰影」は、筑波大学徳永研究室との共同研究をもとに開発している。

一方、「描画領域の抽出」では、取得したい領域をおおまかに線で囲むだけで、領域の抽出が可能となる。これまでは、写真などに比べて、モノクロマンガは情報量が少なく、領域を抽出することが困難で、手動で細かく指定するなど工数やスキルが必要だったが、この技術により、容易に抽出が可能になり、マンガを活用したPR動画の制作やWebtoon制作などの効率化に期待ができる。

▼CLIP STUDIO READER LAB.
https://www.celsys.com/e-booksolution/lab/

▼筑波大学 徳永研究室
https://www.chaos.cs.tsukuba.ac.jp/

株式会社セルシス
https://www.celsys.com/

会社情報

会社名
株式会社セルシス
設立
1991年5月
代表者
代表取締役社長 成島 啓
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3663
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