平和、9月中間決算は営業利益224%増の153億円と大幅増益 パチンコ・パチスロ復調、ゴルフ事業も拡大

平和<6412>は、本日(11月9日)、第2四半期累計(22年4月~22年9月)の連結決算を発表し、売上高709億3000万円(前年同期比20.7%増)、営業利益153億3700万円(同224.0%増)、経常利益151億3600万円(同212.4%増)、最終利益107億9800万円(同324.5%増)だった。

・売上高:709億3000万円(同20.7%増)
・営業利益:153億3700万円(同224.0%増)
・経常利益:151億3600万円(同212.4%増)
・最終利益:107億9800万円(同324.5%増)

大幅増益を達成したが、遊技機事業がパチンコ・パチスロの販売台数の増加と原価低減で大幅な増収増益を達成したほか、ゴルフ事業も大きく伸びたことが主な要因だった。

セグメント別の状況は以下のとおり。


(遊技機事業)
売上高234億5100万円(前年同期比53.7%増)、営業利益69億5700万円(前年同期は営業損失14億9500万円)となった。

パチンコ機は「戦国乙女 LEGEND BATTLE」、「黄門ちゃま神盛2」等を発売し、販売台数3万8000台(前年同期比9千台増)、パチスロ機は「黄門ちゃま喝2」、「BIG島唄30」等を発売し、販売台数2万台(前年同期比1万台増)となった。

売上高は、パチンコ機、パチスロ機ともに販売台数が前年同期に比べ増加したこと、パチンコ機の販売価格が上昇したことにより、前年同期に比べ大幅に増加した。利益面は、パチンコ機、パチスロ機の販売台数の増加、売上原価の低減、及び前期実施の希望退職制度による人件費圧縮により、前年同期比で大幅に増加した。


(ゴルフ事業)
売上高474億7800万円(前年同期比9.2%増)、営業利益97億2000万円(前年同期比30.8%増)となった。

ユーザーの満足度向上及び競合他社との差別化を図る施策として、PGMサポートプロと一緒にプレーしながらワンポイントレッスンを受けられるサービス「withGolf」の拡充を進めているほか、2022年8月より運用を開始した送風機付ゴルフカート「Cool Cart」が、9月末時点で62ゴルフ場に導入を完了し、ユーザーから好評だった。M&Aでは、2022年9月に「足柄森林カントリー倶楽部」の株式譲渡契約を締結し、2022年12月より運営を開始する予定。

ゴルフ事業の業績は、会食を伴うコンペは未だコロナ禍前の水準まで回復していないが、高まるゴルフプレー需要に応じた価格設定により顧客単価は回復傾向にあり、また、大きな災害もなく全国的に天候に恵まれたことにより引き続き需要が高く推移したことに加え、前年に取得したゴルフ場が貢献し、売上高、利益面ともに前年同期比で増加した。


■2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の業績は、売上高1380億円(前期比13.5%増)、営業利益207億円(同102.2%増)、経常利益200億円(同91.1%増)、最終利益133億円(同505.4%増)、EPS134.85円を見込む。

・売上高:1380億円(同13.5%増)
・営業利益:207億円(同102.2%増)
・経常利益:200億円(同91.1%増)
・最終利益:133億円(同505.4%増)
・EPS:134.85円

計画に対する進捗率は、売上高51.4%、営業利益74.1%、経常利益75.7%、最終利益81.2%となっている。

・売上高:51.4%
・営業利益:74.1%
・経常利益:75.7%
・最終利益:81.2%