GMO、第3四半期決算は営業利益24%増の380億円 インフラと広告、金融、VB投資が伸長 暗号資産は78億円の黒字から一転して10億円の赤字に
GMOインターネット<9449>は、昨日11月14日、第3四半期累計(22年1月~22年9月)の連結決算を発表し、売上高1831億3400万円(前年同期比3.5%増)、営業利益380億1000万円(同24.1%増)、経常利益422億3800万円(同31.7%増)、最終利益138億5400万円(同4.2%増)と増収増益だった。
・売上高:1831億3400万円(同3.5%増)
・営業利益:380億1000万円(同24.1%増)
・経常利益:422億3800万円(同31.7%増)
・最終利益:138億5400万円(同4.2%増)
主力のインターネットインフラ事業で決済事業・セキュリティ事業を中心に堅調に推移したことに加え、インターネット広告・メディア事業では一部の業種の顧客取引が好調に推移したことに加え、自社メディアが好調に推移した、としている。
また、金融事業の店頭FXは、外貨ex byGMOを連結子会社化したことで取引高は拡大したが、ドル円相場の一方向の円安進行が続き、収益性の観点からは厳しい事業環境となった。一方、CFDはコモディティ市場のボラティリティ上昇が追い風となり、好調だった。
このほか、暗号資産事業は、暗号資産取引が活況であった前年同期と比較すると、ボラティリティの低下により暗号資産事業の売買代金が大幅に減少したことなどにより低調に推移した。インキュベーション事業は、保有する投資有価証券の一部売却があった。
セグメント別の数字は以下のとおり。
■インターネットインフラ事業
・売上高:1094億9900万円(同6.4%増)
・営業利益:166億2200万円(同21.3%増)
■インターネット広告・メディア事業
・売上高:252億9100万円(同34.3%減)
・営業利益:22億1200万円(同67.1%増)
■インターネット金融事業
・売上高:311億6200万円(同38.3%増)
・営業利益:93億0900万円(同18.4%増)
■暗号資産事業
・売上高:41億3300万円(同74.6%減)
・営業損失:10億5900万円(前の期は78億5200万円の利益)
■インキュベーション事業
・売上高:133億9200万円(同1292.1%増)
・営業利益:103億1800万円(同2081.3%増)
■その他
・売上高:26億0400万円(同117.9%増)
・営業損失:1億7900万円(同3億8200万円の損失)
会社情報
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9449