スクエニ、元社員のインサイダー取引報道にコメント 捜査には全面協力、元社員にも厳正に対処 再発防止にも取り組む【追記】
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスは、本日(11月17日)、同社の元社員によるAiming<3911>株式のインサイダー取引容疑に関する報道について、同社としては今回の事件に関して証券取引等監視委員会の調査に全面的に協力しており、東京地方検察庁による捜査が進行中であり、同社としては、事実の解明に向けて、捜査に全面的に協力していく、とのコメントを発表した。元社員に対する処分を含めて厳正に対処するとのこと。
報道によると、元従業員がスクウェア・エニックスに勤務していた2019年11月下旬ごろ、スクウェア・エニックスとAimingが共同で開発していた、スマホ向けの新作ゲーム『ドラゴンクエストタクト』に関する情報を知り、発表する前にAiming株式を購入したという。元従業員は自身の名義の証券口座で4720万円分を購入した後、知人にも購入させていたとして、東京地検特捜部に金融商品取引法違反容疑で逮捕された。
今回の事態を厳粛に受け止め、今後は、社内規程をさらに厳格化するとともに、社内教育を、より一層徹底させ、全社を挙げて再発防止に取り組む、としている。これまで機密情報の管理体制を整備するとともに、同社の株式を売買する場合の事前届出義務や、未公開重要情報の公表を控えたタイミングでの同社及び取引先上場会社の株式売買の禁止など、インサイダー取引の未然防止にむけて制度を厳格に定めるとともに、社内の研修等を通して周知徹底に努めてきたという。
【追記】
東京地検特捜部が11月18日、株式会社プロペ代表の中 裕司氏も逮捕したと報じられている。これで3人目の逮捕者になるとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684