【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「ウーラオス」の使用感をお届け! 「いちげきのかた」と「れんげきのかた」で戦い方を選択できる強みを活かせ!
ポケモンは、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』において、12月1日より、新たなポケモン「ウーラオス」を追加した。
本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。
▲ウーラオスは近接・バランス型。バランスの取れた戦闘能力と耐久能力を持つ。粘り強く戦うことが得意。
▲ゲーム開始時はダクマの姿から始まり、わざの選択によって進化する型が決まる。
ダクマの通常攻撃は3回目が強化攻撃となり、与えるダメージが増加する。ウーラオスに進化してからは、型によって通常攻撃も変化し、「いちげきのかた」では、3回目の通常攻撃が強化攻撃となり、命中時に与えるダメージが増加するほか、自分にシールド効果を得ることができる。「れんげきのかた」では、3回目の通常攻撃が強化攻撃となり、2回の連続攻撃によって与えるダメージが増加し、わざの待ち時間が短くなる。
また、ダクマの特性は「せいしんりょく」で、妨害を受けたとき、その効果の持続時間を短くする。ウーラオスの特性は「いちげきのかた」「れんげきのかた」共通となっており、「ふかしのこぶし」で、シールド効果を得ている相手のポケモンにダメージを与えた場合、相手のポケモンのシールドを一部貫通してダメージを与える。
ここからは覚えるわざを紹介していく。まずは最初から覚えられる「いわくだき」と「ずつき」について。力を溜めることで大ダメージを与えることができる「いわくだき」は、序盤を支えるわざとなる。溜めの最中に歩くことができたり、溜めている間はダメージを軽減するなど、使用感としてはルカリオの「グロウパンチ」などに近いが、こちらは移動を兼ねられないため、その場から強力な一撃を放つことができる。一方、「ずつき」はダメージこそ少ないものの、移動・妨害の効果があるため、相手を追うにも逃げるにも有効に使用することができる。リキャストが9秒と長めに設定されているため、ここぞという場面までとっておきたいわざだ。
●いわくだき
リキャスト:6秒
わざ種別:近接
力を溜めて指定した方向へパンチを繰り出して、相手のポケモンにダメージを与える。力を溜めた時間が長いほど、与えるダメージは増加する。力を溜めている間は、受けるダメージが軽減する。
●ずつき
リキャスト:9秒
わざ種別:ムーブ
指定した方向へ突撃し、命中した相手のポケモンにダメージを与えて、少しのあいだ行動できなくする。
レベル5で進化するウーラオスだが、ここで選択したわざによって型が決まり、後に習得できるもう一方のわざやユナイトわざも固定されることになる。
まずは、「あんこくきょうだ」を選んだ際の「いちげきのかた」から紹介していこう。「いちげきのかた」に進化した場合は、レベル7で「じごくづき」、レベル9でユナイトわざ「漆黒の終拳」を覚えることができる。
「いちげきのかた」のわざは2つとも使用後に通常攻撃が強化攻撃になる効果があるため、わざを連続して使うのではなく、わざ⇒強化攻撃の順に使用したい。また、「じごくづき」はアップグレード後の効果で「あんこくきょうだ」が命中すればリキャストが短くなるため、「じごくづき」⇒強化攻撃⇒「あんこくきょうだ」⇒強化攻撃の流れでダメージを与えられるのが理想となる。そのほか、「あんこくきょうだ」は一定時間、力を溜めることで範囲が直線から扇形へ変化し、ダメージを与えられる範囲が広がるため、複数を相手取るときにはしっかりと力を溜めてから放ちたい。さらに、ユナイトわざ「漆黒の終拳」には、使用後「あんこくきょうだ」の待ち時間を0秒にできる効果があるため、相手の妨害を受けず連続してわざを決めることができれば、相手に一気に大ダメージを叩き込むことができる。
●あんこくきょうだ
リキャスト:7秒
わざ種別:近接
力を溜めて指定した方向へ強力な一撃を繰り出す。このわざが命中した後の通常攻撃は強化攻撃になる。力を溜めているあいだ、移動速度は下がるが、受けるダメージを軽減し、妨害無効の状態になる。一定時間以上、力を溜めてわざを使ったときは、範囲内の相手のポケモンにダメージを与える。わざの範囲の中心にいる相手のポケモンには急所に当たり、そのポケモンは突き飛ばされる。与えるダメージは、相手のポケモンの残りHPが少ないほど増加する。力を溜めずにわざを使ったときは、範囲内の相手のポケモンにダメージを与え、移動速度を下げる。自分はわざの待ち時間が短くなる。アップグレード後は、力を溜めているあいだ、受けるダメージがさらに軽減する。
●じごくづき
リキャスト:9秒
わざ種別:ムーブ
指定した方向にダッシュして、命中した相手のポケモンにダメージを与えて、行動できなくする。わざを使った後、次の通常攻撃が強化攻撃になる。アップグレード後は、「あんこくきょうだ」が命中した時にこのわざの待ち時間が短くなる。
●漆黒の終拳
わざ種別:必中
指定した相手のポケモンにダッシュして、ダメージを与えて指定した方向へ相手のポケモンを突き飛ばす。突き飛ばされた相手のポケモンが当たった相手のポケモンにもダメージを与えて吹き飛ばす。方向を指定しなかった場合、相手のポケモンにダメージを与えて、吹き飛ばし、着地したときに行動不能にする。このわざを使用すると、「あんこくきょうだ」の待ち時間がすぐ0秒になる。
次に、レベル5で「すいりゅうれんだ」を選んだ際の「れんげきのかた」を紹介していく。「れんげきのかた」に進化した場合は、レベル7で「アクアブレイク」、レベル9でユナイトわざ「蒼流の舞踏」を覚えることができる。
まず、連続して3回まで発動可能な「すいりゅうれんだ」は、わざ使用後の通常攻撃が強化攻撃になるため、わざの間に強化攻撃を挟みつつダメージを与えていきたい。「れんげきのかた」を選択した場合は、妨害無効の効果が得られないため、アイテムには「なんでもなおし」を選択しておくのがベターだろう。また、3回目の「すいりゅうれんだ」は必ず急所に当たるため、もちものに「ピントレンズ」を入れておくのも良いかもしれない。一方、相手の防御を下げながら自身にシールドを付与できる「アクアブレイク」は、命中した相手のポケモンの数に応じてシールド効果が強くなるため、相手が固まっている場面で使用したい。どちらのわざも範囲がそれほど広くなく、相手にかなり接近して戦う必要があるため、「れんげきのかた」の方が「いちげきのかた」に比べて、やや立ち回りが難しい印象だ。最後に、ユナイトわざ「蒼流の舞踏」も複数回発動できるわざとなっている。2度目の発動までにダメージを与えた回数でその後の連続攻撃の回数が決まるため、「蒼流の舞踏」⇒「すいりゅうれんだ」⇒強化攻撃⇒「すいりゅうれんだ」⇒強化攻撃⇒「すいりゅうれんだ」⇒「蒼流の舞踏」(2回目)などの流れで攻撃を決めることができれば、非常に高いダメージを与えることができる。ただし、全て決めようとするとそれだけ時間も掛かってしまうため、相手の体力や盤面の有利・不利など状況に合わせて臨機応変に対応していくと良いだろう。
●すいりゅうれんだ
リキャスト:13秒
わざ種別:近接
指定した方向にダッシュしてパンチで攻撃し、命中した相手のポケモンにダメージを与える。このわざは2回まで追加で発動でき、3回目の攻撃は必ず急所に当たり、相手のポケモンを吹き飛ばす。わざを使った後、次の通常攻撃は強化攻撃になり、命中時に自分のHPが回復する。アップグレード後は、わざを使っているあいだ受けるダメージが軽減する。
●アクアブレイク
リキャスト:12秒
わざ種別:近接
自分の周囲にいる相手のポケモンにダメージを与えて、防御を下げる。わざ命中時、命中した相手のポケモンの数に応じて強くなるシールド効果を獲得する。アップグレード後は、わざの待ち時間が短くなる。
●蒼流の舞踏
わざ種別:能力上昇・近接
範囲内の相手のポケモンにダメージを与えて、突き飛ばす。一定時間、移動速度が上がり、全てのわざの待ち時間が短くなる。もう一度わざを使うと、指定した相手のポケモンに5回の連続攻撃を繰り出して、ダメージを与えながら突き飛ばす。2段目を発動するまで、相手のポケモンに3回ダメージを与えるたびに、連続攻撃の回数が1回増加していき、最大10回まで増加する。連続攻撃を繰り出しているあいだ、受けるダメージが軽減し、妨害無効の状態になる。連続攻撃が終わった後、前方の範囲内の相手のポケモンにダメージを与えて突き飛ばす。
今回、ウーラオスを使用してみて感じたのは、「いちげきのかた」と「れんげきのかた」の選択によって全く異なる戦い方ができる点が面白いということ。相手のパーティ編成を見てから戦い方を決められる点が非常に強い。相手に妨害技が多く、まとまって行動してきそうな編成ならバランスの良い「いちげきのかた」を、1対1の場面が多くなりそうであれば「れんげきのかた」を選択するのが良いだろう。また、どちらの型を選択したとしても急所へのダメージを狙えるため、「ピントレンズ」や「するどいツメ」との相性が良さそうなのもひとつのポイントだ。今後どういったパーティ編成に入ってくるのか、またその際のウーラオスの立ち位置、型の選択などがどのように決まるかなど、活躍が楽しみなポケモンとなっている。
(文 編集部:山岡広樹)
■関連サイト
©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
©2021 Tencent.
会社情報
- 会社名
- Tencent(テンセント)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ポケモン
- 設立
- 1998年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 石原 恒和/代表取締役 宇都宮 崇人