HEROZ、2023年4月期 第2四半期決算は営業益3700万円と"黒字転換" BtoBでは営業強化で大型案件受注に成功 「将棋ウォーズ」も安定収益

HEROZ<4382>は、本日(12月9日)、第2四半期累計(22年5月~22年10月)の連結決算を発表し、売上高7億6500万円(前年同期比5%増)、営業利益3700万円(前年同期は600万円の損失)、経常利益3800万円(同1200万円の損失)、最終損失5億1300万円(同1000万円)だった(前年同期は単独決算のため、比較は参考値)。

・売上高:7億6500万円(同5.0%増)
・営業利益:3700万円(同600万円の損失)
・経常利益:3800万円(同1200万円の損失)
・最終損失:5億1300万円(同1000万円)


AI(BtoC)サービスについては、10周年記念イベントや機能追加等の効果により、AIによるサポート機能等を搭載したスマートフォンアプリ「将棋ウォーズ」が引き続き安定した収益を上げた。また2022年5月に、将棋AIを活用したプロ仕様の将棋AI研究をサポートする「棋神アナリティクス」をリリースしており、プロ棋士・アマチュア強豪を中心にサービスの提供を拡大している。

AI(BtoB)サービスについては、同社のディープラーニング等の機械学習技術を集約したAIサービスに関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に同社のAIサービスの拡販を行った。第2四半期累計のAI(BtoB)サービスに関する売上は、当期よりセールスマーケティング組織を立ち上げたことに伴う初期設定における大型案件の受注や継続フィー案件の増加・新規の研修案件の受注等の効果により、前年同期と比較して増加となっている。

また、採用方法の見直し等に伴う採用教育費の減少や取締役退任等に伴う人件費の減少・外形標準課税の対象から外れたことによる租税公課の減少・減価償却費の減少等、適切なコストコントロールを進めたこと等により、売上原価・販売費及び一般管理費が減少している。そのほか、特別損失として持分法適用関連会社であったバリオセキュアの株式を追加取得し連結子会社化したことに伴う「段階取得に係る差損」を計上している。


■続く第1四半期の業績見通し
続く第1四半期の業績は、売上高29億円(前期比95.7%増)、営業利益2億5000万円(同635.3%増)、経常利益2億円(同129.9%増)、最終損失5億9000万円(前期は4900万円の利益)を見込む。

・売上高:29億円(同95.7%増)
・営業利益:2億5000万円(同635.3%増)
・経常利益:2億円(同129.9%増)
・最終損失:5億9000万円(同4900万円の利益)