エイチーム<3662>は、2023年7月期 第1四半期決算の説明会の質疑応答で、2023年1月11日をもってサービス終了する 『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(FF7FS)』の反省点として、バトロワの中心がPCにも関わらずPC展開をしていなかったことや、初期のクラッシュ率が高さに加え、コアなファンが多い状況にありながらユーザーからアバターで課金を行うシンプルなマネタイズモデルを採用し、 ARPUの高まるようなモデルも検討すべきだったことをあげた。加えて、記者個人としては、『FF7』ファンの年齢層やニーズと、若年者が多いとみられる バトロワのミスマッチも感じてしまうが…。
また、得られた知見については、 Unreal Engineを使った高品質なアプリのリリースをすることができ、 完成度を高めることができた点があるという。多くのユーザーを同時にマッチングさせ、リアルタイムプレーをさせる技術についても知見が得られたそうだ。
なお、今後の新作については、スマートフォンゲーム市場は飽和状態にあるとの認識を示しながら、スマートフォンを中心としたマルチデバイス展開を行い、コンシューマゲームユーザーの取り込みも狙う。パイプラインの中型タイトルと、他社との協業による大型タイトルがそれにあたるが、ゲームジャンルについては、バトロワにこだわらずに幅広く検討しているという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662