匂いのNFT・デジタル化を推進するHorizon、音楽プロデューサーの松田純一氏をアンバサダーとして招聘

匂いのNFT・匂いをデジタル化する会社、Horizonは、今回、音楽プロデューサーの松田純一氏をアンバサダーとして迎えたことを発表した。


<松田氏について>
松田氏はこれまで、浜崎あゆみ、倖田來未、乃木坂46、SUPER☆GiRLSといった数々のアーティストの楽曲制作にたずさわり、映画『着信アリ』内で流れる着信音『死の着信メロディ』の楽曲などを作曲した、日本を代表する音楽プロデューサーの一人。


<松田氏を起用した背景>
楽曲制作の場合、作曲家、作詞家、レコード製作者、演奏家など1つの楽曲に携わる人々の著作権がしっかり保証され、その対価を受け取れる仕組みが確立している。一方で匂いや香りは、調香師が調合した作品の権利を保護するような仕組みはない。

楽曲の購入方法も変化しており、旧来のCD・レコードによる販売方法から、スマートフォンに楽曲をダウンロードできるデジタル販売にシフトした。消費者は好きな時に好きな場所で、インターネットを介して楽曲データを購入できるようになったが、匂いや香りのデータ販売はまだ実現していない。

匂いのデジタル化を推進するホライズンは、デジタル上で販売する匂いデータの収益が、匂いの権利者に分配する仕組みを構築している。著作権管理が確立している音楽業界において、第一線で活躍する松田氏の知見、経験を取り入れ、匂い業界のさらなる発展に貢献していく。


<松田氏のコメント>
お話を頂いたときは正直「匂いのNFT??匂いのデジタル化?」と思いました。

3分の楽曲を生み出すために、作者は1,000倍、10,000倍の時間を費やします。この努力の結晶が作品となり消費者の手元に届きます。私は自身の業界しか分かりませんが、匂い業界も作者の権利が保護される仕組みは必須だと感じるため、それを構築するホライズンの世界観に共感いたしました。

匂いをコンテンツ化させることは、私のいる音楽業界にとってもプラスです。

例えば、楽曲に匂いを付けて販売することもできますし、アーティストのイメージフレグランスを販売することもできます。匂いがエンターテイメントの一つとして音楽業界でも取り入れられ、インターネットからダウンロードができるようになれば、アーティストとファンとの距離がより縮まり、コミュニケーションの幅が広がることでしょう。ちなみに私は野焼きの匂いが好きです。ホライズンに作ってもらおうと思います。

 
<ホライズンが構築する匂いの著作権管理の仕組み>
匂いの作者や権利者は、ホライズンに匂いのデジタル化を依頼する。ホライズンは自社が開発する匂いの共通フォーマットである、Digital Smell Format(DSF)に、匂いをデータ変換し、依頼した権利者に納品する。

変換した匂いのデータ(DSF)は、ホライズンがブロックチェーンを用いて構築する、Digital Smell Patentシステム(著作権管理システム)に登録され著作権管理が行われる。

匂いのデータ(DSF)を受領した権利者は、匂いのデータ販売サイトである、Smell Mafiaに匂いのデータ(DSF)を出品する。Smell Mafiaでは、匂いのデータ(DSF)はNFT化され掲載される。

消費者は、Smell Mafiaから匂いデータ(NFT化したDSF)を購入ダウンロードし、ブルートゥースに接続したディフューザーで匂いを再生するる。消費者が支払った匂いデータ(NFT化したDSF)の購入代金には、著作権料も含まれており、著作権料はホライズンを通じて権利者に支払われる。