【決算レポート】ケイブ、第2四半期(9~11月)はでらゲーの買収に伴う「負ののれん」の発生で最終黒字転換 新規NFTゲームの開発業務を受託

柴田正之 編集部記者
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ケイブ<3760>の2022年5月期の第2四半期(9~11月)の連結決算は、主力の『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』の経年による売上高の減少やいライブ配信プラットフォーム「占占(sensen)」のサービスを2022年10月に終了したことなどで、2ケタ超の減収となった。

なお、営業利益と経常利益の赤字が大きく膨らんでいるのは、株式報酬費用として13億9400万円を計上したため。半面、最終利益が大幅な黒字転換となっているのは、でらゲーの買収に伴い、負ののれん発生益として29億3900万円を特別利益として計上したことによるものとなる。

売上高3億1500万円(前年同期比27.3%減)
営業損益14億5600万円の赤字(前年同期1億5700万円の赤字)
経常損益14億1900万円の赤字(同1億5800万円の赤字)
最終利益15億2100万円(同1億5300万円の赤字)

ゲーム事業では、主力の『ゴシックは魔法乙女』はメインストーリー新章の展開や自社タイトルとのコラボイベントを実施したが、イベントや商品、ガチャ設計が課金動機へと繋がらず、 引き続き厳しい状況が継続した。

また、開発中の「東方Project」公認二次創作タイトルは、さらなるエンターテイメント性を追求するため、開発スケジュールの見直しを決定し、2022年中のリリースを延期して2023年4月ごろを目途にリリース時期を延期した。

連結子会社capableは、EC事業に加え卸売事業を開始した。また、新商材の企画をスタートし、様々なIP運用に特化した100%子会社(ケイブの孫会社)CAPEを設立した。

そのほかのトピックとしては、NFT関連事業会社から新規NFTゲーム(※ブロックチェーンゲーム)開発業務を受託した。今後も同社の持つゲームアプリ開発技術を活かし、新たな収益源の獲得に努めていくとしている。

なお、2023年5月期の業績予想については、現時点において信頼性の高い通期の業績予想数値を算出することが困難であるとし、引き続き非開示としている。

株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役副社長 安藤 裕史
決算期
5月
直近業績
売上高14億900万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益8億1200万円の赤字、最終損益9億3600万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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