サイバーエージェント<4751>の藤田晋社長は、この日(1月25日)開催の第1四半期の決算説明会で、ゲーム事業の業績について、「第2四半期以降は大きく回復する」との見通しを示した。
第1四半期のゲーム事業は、売上高が前年同期比29.9%減の409億1600万円、営業利益は同69.6%減の52億1200万円と大幅な減収減益で着地した。
FIFAワールドカップへの投資と重なってしまったが、主力タイトルにおける「周年」イベントの端境期にあるため、一時的に売上が落ちる時期にあるという。
一般的に「周年」とは、リリース1周年などを記念したイベント・キャンペーンのことで、スマートフォンゲームにおいても大きな売上・利益が出るタイミングとなる。
同社のリリースカレンダーをみると、第1四半期の周年タイトルは非常に少なく、第2四半期四半期に集中する傾向にある。
藤田社長は「次の四半期は、『ウマ娘』を中心に周年タイトルが目白押しなので、かなり回復してくるだろう。実際、足元1月の数字はだいぶ戻ってきている」と述べ、今後の回復に期待を寄せた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751