イー・ガーディアン<6050>は、本日(2月1日)、2023年9月期 第1四半期(22年10月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高30億3700万円(前年同期比10.3%増)、営業利益4億6900万円(同13.1%減)、経常利益4億7900万円(同11.2%減)、最終利益3億3200万円(同13.3%減)と増収減益だった。
・売上高:30億3700万円(同10.3%増)
・営業利益:4億6900万円(同13.1%減)
・経常利益:4億7900万円(同11.2%減)
・最終利益:3億3200万円(同13.3%減)
■概況
コロナ禍における巣ごもり消費が定着したことによりECサイトのカスタマーサポートが伸長した。また、サイバーセキュリティ業務では、ソフトウェア型WAFをはじめとするSiteGuardシリーズの拡販に注力した。一方で、センター新設による費用の増加したこと、一部大型案件の低収益化の影響が大きく、全体の利益率が悪化した。
■セグメント別の状況
① ソーシャルサポート
売上高は17億5100万円(同13.8%増)となった。ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供している。E-Guardian Vietnamと連携し、スタートアップ企業向けにバックオフィス業務を代行するアウトソースサポート「クイックワーク」の提供を開始した。
② ゲームサポート
売上高は4億7500万円(同8.1%減)となった。ゲームサポートは、ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及びデバッグ業務等を提供している。グループ会社であるEGテスティングサービス、E-Guardian PhilippinesやE-Guardian Vietnamと連携し、デバッグ業務、ローカライズ業務及び多言語カスタマーサポートの受注に注力した。
③ アド・プロセス
売上高は4億0700万円(同23.8%増)となった。アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供している。CARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズとの連携を強化し、新規顧客開拓に注力した。
④ サイバーセキュリティ
その結果、売上高は1億7400万円(同10.1%増)となった。サイバーセキュリティは、主にWAF、脆弱性診断及びSOCサービスを提供している。SiteGuardシリーズにおいて、新たに開発したクラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」の拡販に努めている。また、EGセキュアソリューションズが、サプライチェーンを構成する企業向けにコンサルティングを行う「サプライチェーンマネジメント強化支援サービス」を提供した。
■2023年9月期の業績見通し
2023年9月期の業績は、売上高128億7000万円(前期比9.5%増)、営業利益24億6000万円(同8.2%増)、経常利益25億1000万円(同8.5%増)、最終利益17億1000万円(同1.2%増)、EPS170.43円を見込む。
・売上高:128億7000万円(同9.5%増)
・営業利益:24億6000万円(同8.2%増)
・経常利益:25億1000万円(同8.5%増)
・最終利益:17億1000万円(同1.2%増)
・EPS:170.43円
計画に対する進捗率は、売上高23.6%、営業利益19.1%、経常利益19.1%、最終利益19.4%となっている。
・売上高:23.6%
・営業利益:19.1%
・経常利益:19.1%
・最終利益:19.4%
会社情報
- 会社名
- イー・ガーディアン株式会社
- 設立
- 1998年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 高谷 康久
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6050