ワコム、第3四半期決算は営業益65.2%減の42億9700万円…ペンタブ・ディスプレイの中低価格帯製品の売上減、円安もネガティブに

ワコム<6727>は、1月31日、2023年3月期 第3四半期累計(22年4月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高840億2100万円(前年同期比3.5%増)、営業利益42億9700万円(同65.2%減)、経常利益48億5100万円(同62.0%減)、最終利益36億7600万円(同61.8%減)だった。

・売上高:840億2100万円(同3.5%増)
・営業利益:42億9700万円(同65.2%減)
・経常利益:48億5100万円(同62.0%減)
・最終利益:36億7600万円(同61.8%減)

主力のプロ向けディスプレイ製品の販売は伸ばしたものの、ディスプレイ製品、ペンタブレット製品ともに中低価格帯モデルの販売が減少したことなどから、ブランド製品事業全体としての売上高は前年同期を下回った。

ブランド製品事業の減収と製品ミックス変化による粗利率の低下、米ドル建て仕入価格など為替の円安がネガティブに働き、営業利益が大幅な減益となった。

一方、AESテクノロジーソリューション及びEMRテクノロジーソリューション他ともに売上高が前年同期を上回ったことから、テクノロジーソリューション事業全体としての売上高は、前年同期を上回った。

 

■2023年3月期の業績見通し

2023年3月期の業績は、売上高1100億円(前期比1.1%増)、営業利益43億円(同67.0%減)、経常利益48億5000万円(同66.2%減)、最終利益35億円(同68.1%減)、EPS22.12円を見込む。

・売上高:1100億円(同1.1%増)
・営業利益:43億円(同67.0%減)
・経常利益:48億5000万円(同66.2%減)
・最終利益:35億円(同68.1%減)
・EPS:22.12円

計画に対する進捗率は、売上高76.4%、営業利益99.9%、経常利益100.0%、最終利益105.0%となっている。

・売上高:76.4%
・営業利益:99.9%
・経常利益:100.0%
・最終利益:105.0%

株式会社ワコム
https://www.wacom.com/ja-jp

会社情報

会社名
株式会社ワコム
設立
1983年7月
代表者
代表取締役社長兼CEO 井出 信孝
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6727
企業データを見る