アカツキ、第3四半期(4~12月)決算は売上高3%減、営業益11%減に 新規参入したコミック事業への積極的な投資を実施

  • アカツキ<3932>は、2月10日、2023年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、新規参入したコミック事業への積極的な投資を実施したことなどが影響し、2ケタ超の減益となった。

    売上高181億3200万円(前年同期比3.4%減)
    営業利益44億500万円(同11.0%減)
    経常利益39億5700万円(同23.9%減)
    最終利益21億500万円(同44.4%減)

    主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①ゲーム事業 売上高178億5400万円、セグメント利益60億8600万円
    新型コロナウイルス感染症の影響は見受けられず、より高いクオリティとユーザー体験にこだわり、タイトルを厳選して開発・運用していく方針の下、既存タイトルの堅実な運用と新規タイトルの開発に努めた。主力タイトルであるバンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、5年ぶりに新ストーリーを追加しユーザーの活性化を図ったほか、海外版の対応言語も拡大させ6言語に対応させるなど、長期目線での運用を継続しつつ、直近では劇場版との連動企画を複数に分けて開催した。

    また、スクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』では、国内版3.5周年および4周年イベントや佐賀県とのコラボイベントを開催するなど、コアファンを惹きつける長期目線での安定運営を継続した。

    ②コミック事業 売上高1億200万円、セグメント損益7億6800万円の赤字
    2021年より準備を進めていたサービスである縦読みフルカラーコミックアプリ「HykeComic」を2022年6月に正式リリースした。本アプリでの取扱い作品数の増加やオリジナルコンテンツへの積極的な投資に加えて広告施策も行うことで、ユーザー数が順調に増加し売上高が伸長した。また、一部の作品について外部プラットフォームにて販売を開始し、複数タイトルが上位にランクインした。

    ■通期予想は引き続き非開示
    2023年3月期通期の業績予想については引き続き非開示。ゲーム事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、コミック事業についても積極的に挑戦していく方針であり、適正かつ合理的な数値の算出が非常に困難であるため、としている。

株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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