CRI・ミドルウェア、子会社アールフォース社の株式のテンダへの譲渡に伴い通期業績予想を修正　関係会社株式売却益5900万円を計上

CRI・ミドルウェア<3698>は、2月15日、連結子会社社アールフォース・エンターテインメントの全保有株式をテンダ<4198>に2月28日付で譲渡することと、それに伴う特別利益を計上すること、2023年9月期の通期業績予想の修正を発表した。

同社は、将来のグループの中核となるべき事業および製品として、オンラインコミュニケーションプラットフォーム「CRI TeleXus（シーアールアイ テレクサス）」および「モビリティビジネス」を掲げ、技術開発投資を継続して行っている。

そうした中で、経営資源の選択と集中という観点から、事業ポートフォリオの見直しを行い、アールフォース社の全株式をテンダに譲渡することを決定した。ゲーム開発/運営事業については、グループから分離し、同事業の拡大に注力する他社に譲渡することが同社およびアールフォース社のステークホルダー双方にとって最適であると判断したという。

また、このアールフォース社の株式譲渡に伴って計上予定の特別利益や、アールフォース社が連結対象から外れる影響などを踏まえ、2023年9月期通期の業績予想の修正を実施した。

アールフォース社が連結対象から外れることとなり、アールフォース社の9ヵ月分の業績が見込まれなくなったことで売上高は減少するものの、営業利益と経常利益は増加する見込み。

最終利益については、関係会社株式売却益5900万円を特別利益として計上することで大幅に増加する予想となっている。

売上高32億円→27億8500万円（増減率13.0％減）
営業利益3億円→3億3000万円（同10.0％増）
経常利益3億円→3億3000万円（同10.0％増）
最終利益2億1600万円→3億1100万円（同44.0％減）